【2024年】Mac(マック)の上でレンタルDVDをリッピングする手順、ソフトの選び方を解説!
Macの上でレンタルDVDをリッピングすることで、家中はもちろん、外出先でもスマホやタブレットなどのモバイル機器でDVD映像を視聴できるようになるので、非常に便利です。
今回の記事では、初心者向け、Mac(MacBook/Air/Pro、iMac/Proなど全機種)でレンタルした映画DVDをリッピングする方法を解説します。
(1)Mac(マック)でレンタルDVDをリッピングする手順
まず、条件としてレンタルDVDに対応可能なリッピングソフトが不可欠です。
ここでは、「WinX DVD Ripper for Mac」を利用してリッピング手順を説明します。
- 事前準備
- ➊.MacにWinX DVD Ripper for Macをダウンロードとインストールします。
- ➋.対象のレンタルDVDディスクをMacの光学式ドライブに挿入します。ディスクは自動的に再生が開始されたら、再生を中止します。
※お使いのMacに光学式ドライブが内蔵されていない場合はApple USB SuperDriveなどの外付け光学式ドライブを使用します。
step1WinX DVD Ripper for Macを起動して、ホーム画面の上部メニューにある「ディスク」をクリックして、対象DVDのある光学式ドライブを選択して読み込みます。
step2DVDが読み取られたら、下の画像のように「出力プロファイル」と表示されます。ISOイメージ、フォルダ、MP4、AVI、H.264、HEVC、MPEG、WMV、MOV、FLV、M2TSなど様々なフォーマットが利用できます。例として、ISO形式へリッピングするには、「DVDバックアップ」⇒「DVDをISOイメージへクローン」⇒「Ok」を順でクリックしたらOKです。
step3「ブラウザ」ボタンを押して、デフォルトの保存場所(/Users/digiarty.support.jp/Movies/Mac Video Library)を変更できます。普通は、分かっている上で十分な空きディスク容量を持っている場所に指定するのがいいです。
step4右下の「RUN」を押してレンタルDVDのリッピングが始まります。「完了」と表示されれば成功です。
これで、MacでレンタルDVDをリッピングする手順の説明が終わります。
(2)Mac用DVDリッピングソフトの選択方法
現在、インターネットからダウンロードできるMac用DVDリッピングソフトは、無料から有料までいろいろあります。
無料だと、「HandBrake」、「MacTheRipper」、「MakeMKV」などは定番として挙げられるでしょう。
残念ながら、それらのいずれも、コピーガードを解除することができません。
- コピーガードとは、BDやDVDやVHSなど映像メディアや、CDやMDなどの音楽メディア、その他、パソコンソフトやゲームソフトなど各種メディアにおける無断複製を防止するため、著作権者が自ら、その著作物が複製出来なくなるように処理すること。―ウェキペディアより
現在のところ、レンタルDVDは、言うまでもなく、CSS、リージョンコード、ソニーArccOS、UOPs、Disney X-project DRMなど様々なコピーガードで保護されています。
それらのコピーガードを外さない限り、DVDの中身を吸出すことすらできないが、リッピングなんか絶対無理です。
なので、MacでレンタルDVDをリッピングするには、有料なソフトしか頼りにならないのです。
例えば、上記書いた「WinX DVD Ripper for Mac」、「DVDFab DVD リッピング for Mac」、「Leawo DVD変換」が有力です。
1.「WinX DVD Ripper for Mac」
【対応OS】:OS X 10.6またはそれ以降
【サイズ】:31.30 MB
【価格】:5,480円(税込、永久版)
【開発元】:Digiarty
【公式サイト】:https://www.winxdvd.com/dvd-ripper-for-mac/index-jp.htm
- 特徴
- ➊.DVD CSS、UOP、RCE、リージョンコード、ソニーARccOS、さらにDisney X-projection DRM、99つタイトルのあるDVD、アダルトDVD、スポーツ・フィットネス/ワークアウト系DVDコピーガードを解除で来ます。
- ➋.リッピングできる動画形式は、MP4、AVI、H.264、HEVC、MPEG、WMV、MOV、FLV、M2TSなどの汎用動画形式のほとんどに対応しています。
- ➌.ハードウェアアクセラレーション技術を利用することによって、レンタルDVDのリッピングにかかる時間が短くなるだけではなく、画質劣化を避けることが出来ます。
ちなみに、WinX DVD Ripper for Macは無料試用版もあるが、無料版だと5分しかリッピングできません。
でも、年に2〜3回ぐらいでWinX DVD Ripper for Macのライセンスコードを無料配布するキャンペーンが開催されます。
キャンペーンに参加すれば、お金が一切払わずに無料ライセンスコードを取得することができます。
取得したライセンスコードで登録したら、5分間の制限を解除することができます。
2.「DVDFab DVD リッピング for Mac」
【対応OS】:macOS 10.10 - 10.15
【サイズ】:5.72 MB
【価格】:9919円(税抜、永久版)
【開発元】:dvdfab
【公式サイト】:https://ja.dvdfab.cn/dvd-ripper-for-mac.htm
- 特徴
- ➊.市販/レンタル/アダルト(AV) /自作を問わず、ほとんどのコピーガード・プロテクトは問題なくリッピング可能であるようです。
- ➋.iPhone/iPad/Androidなどで使用される動画フォーマットをはじめ、レンタルDVD映画を様々な形式にリッピングできます。
- ➌.NVIDIA CUDA、NVIDIA NVENC、AMD APP、Intel QuickSyncなどのGPU加速に対応するため、従来のソフトに比べて、リッピング処理は2倍速くなります。
- ➍.オリジナルのDVD映像と差異が分からないほど、高画質出力に対応しています。
それに加えて、DVDFab DVD リッピング for Macは30日間でフルー機能(ロゴが入る)を無料試用できます。
普通には、公式サイトから無料ダウンロードしてインストールすれば無料で使い始められます。
試用期限が切ったら、自動的に無料のDVDFab HD Decrypterに起動するということです。
DVDFab HD Decrypterとなると、コピーガード解除機能、および出力形式などが大幅に制限されていきます。
3.「Leawo DVD変換」
【対応OS】:macOS 10.10 - 10.15
【サイズ】:160 MB
【価格】:4935円(税抜、永久版)
【開発元】:Leawo
【公式サイト】:https://www.leawo.org/jp/dvd-ripper-mac/
- 特徴
- ➊.理論的に、ディズニー、松竹、東宝、東映、21世紀フォックス、コロンビア映画、MGM、パラマウント映画、ユニバーサル・スタジオなどの大手映画会社が制作する市販・レンタルDVDに対応可能です。
- ➋.マックでレンタルDVDをMP4、AVI、ASF、WEBM、MOV、RMVB、FLV、WMV、MKV、MPEG-1、MPEG-2、3GPなど180+フォーマットへリッピングできます。
- ➌.リッピングはGPUアクセラレーション(NVIDIA CUDA)をサポートするため、NVIDIA GPUならエンコードを高速化することもできます。
以上3つのMac用DVDリッピングソフトは、どれが一番優秀するかと聞かれたら、
個人的に言えば、WinX DVD Ripper for Mac > DVDFab DVD リッピング for Mac >Leawo DVD変換、大体こいう関係です。
レンタルDVDに対するコピーガード解除能力は、WinXも、DVDFabも、Leawoもほぼ問題ないと思います。
ただし、安定性から考えて、WinXとDVDFabのほうが少し上位だと感じます。
そして、出力形式や、GPU加速について、どれも申し分ないほどと言えます。
また、価格の場合、WinXは圧倒的に優勢です。MacでレンタルDVDをリッピングするだけであれば、万円に近いDVDFabに手を出すのが難しいでしょう。
- 有名なWondershare社製「スーパーメディア変換!」では、ブルーレイ、CPRM録画、市販正規版などのコピーガードがかかっているDVDの読込、変換など一切に対応しておりません。
ご注意
(3)まとめ
上記の内容では、MacでレンタルDVDをリッピングする手順、およびMac 用DVDリッピングソフトの選び方を説明しました。
初心者でも、問題なく簡単に操作できるようになります。ぜひ試してみてください。
- 自作のDVDなどでない限りDVDのリッピングや吸い出しは違法です。著作権法をよくご覧になった上で自己責任でお願いいたします。
ご注意
この記事を書いた人:小林ほたる
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