Power2Goの使い方|オーサリング・ディスクの書き込み・コピーの手順
動画が主流となってきた現在、パソコンにムービーが溜まってしまったので、DVDやBlu-ray等に作成して保存しておきたいですよね。
そういう場合、動画のオーサリング、DVDの書き込みが対応可能なソフト、「Power2Go」をおすすめです。
今回の記事では、初心者の方に向けに、「Power2Goの基本的な使い方」についてわかりやすく解説しましょう。
目次
(1)Power2Goとは
(2)Power2Goの使い方・操作方法
- 1. データをディスクに書き込む方法
- 2. CDやDVD、Blu-rayの中身をコピーするから書き込むまでの方法
- 3. 動画をディスクに書き込む方法
- 4. 音楽CDからパソコンに音楽を取り込む方法
- 5. 音楽CDを作成する方法
- 6. フォト ギャラリー ディスクの作成
- 7. ディスクに書き込んだデータを消去する方法
(3)まとめ
(1)Power2Goとは
Power2Goとは、台湾発のサイバーリンクが開発・発売しているライティングソフトウェアです。
簡単な操作でCDやDVD、BD(Blu-ray Disc)のデータディスクを作成したり、書き込んだデータを消去したりするのが主な用途になります。
- 【基本的な仕様】
- 提供元:CyberLink
- 対応OS:Microsoft Windows 11/10/8.1/8/7
- 日本語対応:可能
- 価格:¥4,890(割引)
- 公式サイト:https://jp.cyberlink.com/products/power2go-platinum/features_ja_JP.html
- Power2Goの主な機能
- ✅ データファイル、動画、DVD/ブルーレイフォルダー、ISOイメージをCD、DVD、Blu-rayに書き込む。
- ✅ CDやDVD、Blu-ray Discの内容をコピー(複製、バックアップ)する。
- ✅ 音声ファイル(動画内の音源も可能)をCD、DVDに書き込む。
- ✅ カット編集、音量調節、ディスク容量に合わせて動画の画質や解像度を自動調整することも可能。
- ✅ ディスクのオーサリング時にメニューを作成でき、それに使用するBGMや写真の素材も内蔵する。
- ✅ Windowsシステムのバックアップを行い、DVD-RやUSBメモリにリカバリーディスクを作成する。
- ✅ YouTube、Flickr、Facebookなどの写真や動画をバックアップして、オフライン環境で視聴する。
- ✅ 接続されたスマートフォンなどのモバイル端末を検出して、それに最適な形式へ変換して音楽ファイル、動画ファイルを転送する。
- ヒント
- ※本記事の執筆時のPower2Goの最新バージョンは13です。
- ※本ソフトはシェアウェアですが、無料で試用できます。無料版でもフル機能の7割が使えるが、試用期間がインストールから30日間に限定されます。
(2)Power2Goの使い方・操作方法
ここでは最新バージョンの「Power2Go 13」を使って、データ書き込み、DVD・ブルーレイ・CDのコピー & 作成、オーサリング、動画変換、音楽編集などの方法について、解説していきます。
まずはDVD Flickを立ち上げましょう。
初めてPower2Go 13を立ち上げる場合、下記のような登録に関するメッセージが表示されるので、お好みで「クイック登録」ボタンをクリックして、または必須項目を入力して「同意&登録」ボタンをクリックします。
登録が完了したら、下記のような画面になっています。これで、Power2Go 13が使えるようになります。
1. データをディスクに書き込む方法
➊.書き込むディスクをセットします。
➋.「データディスク」をクリックしてから、下段から「DVD」など書き込みに使用するディスクの種類をクリックします。
➌.画面上側の検索ペイン(ファイルやフォルダーの一覧)から、書き込むファイルやフォルダーを開いてから、下部の空白領域にドラッグして追加します。ディスクの空き容量などは、画面の下側に表示される情報で確認できます。
➍.追加が終わったら、右下の「次へ」アイコンをクリックします。
➎.「設定/情報」が表示されると、必要に応じて設定を変更し、「書き込み」ボタンをクリックします。
すると、「書き込み中」と表示されます。書き込みが完了するまで、しばらく待ちます。「作業が完了しました」と表示されます。ディスクを取り出して、「OK」ボタンをクリックします。
2. CDやDVD、Blu-rayの中身をコピーするから書き込むまでの方法
【ディスクのコピー】
➊.コピー元のディスク(データが保存されているディスク)をセットします。
➋.「ディスク コピー」をクリックして、下段から「ディスクコピー」をクリックします。
➌.次の画面で、お好みでコピー枚数や書き込みのオプションを変更します。
➍.「コピー」ボタンをクリックすると、「書き込み中…」画面に、「データの読み取り中…」と表示されます。コピー元のディスクの読み取りが完了するまで、しばらく待ちます。
【空きのディスクへ書き込む】
➊.「ディスクを挿入してください」と表示されと、コピー元のディスクを取り出し、コピー先のディスク(空のディスク)をセットします。
➋.書き込みが開始されます。完了するまで、しばらく待ちます。「作業が完了しました」と表示されます。ディスクを取り出し、「OK」ボタンをクリックします。
3. 動画をディスクに書き込む方法
動画をディスクに書き込むって、空のDVDやブルーレイに動画や写真、音楽といったデータを記録することを言います。
DVD(ブルーレイ)にデータを記録することで、パソコンやDVD(ブルーレイ)プレイヤーで再生して映像を楽しんだり、データのバックアップとして保管したりできます。
➊.ホーム画面から「ビデオ ディスク」をクリックして、下段から使用するディスクの種類を選択します。今回は、「DVD-Video ディスク」をクリックします。
➋.ディスクに書き込む動画(複数も可能)を左側のエリアへドラッグ&ドロップして読み込みます。
➌.赤枠@のアイコンをクリックすると、動画において「トリミング」、「チャプターの設定」、「回転」、「削除」といった簡単な編集機能が利用できます。
- 【複数の動画にチャプターをつけて飛ばせるようにする】
- 10個くらいの動画それぞれがそれぞれのタイトルとして、その中でチャプターを打つ、というのは普通に出来ます。その場合に個別タイトルのメニューを作成しないと10個のタイトルを連続で再生するディスクになります。ただ、それぞれのタイトル内にチャプターを打てば、チャプター飛ばしで視聴することはできます。
- もし10個のタイトルがそれぞれ別の内容でしたら、メニューを作って選択再生できるようにし、1つのタイトルを選択して再生している中でチャプター飛ばし見する構造が普通ですけど。
➍.赤枠Aのアイコン「メニューの基本設定」をクリックして、メニューテンプレートを選択して「適用」をクリックします。 テンプレートには、モーションやメニュー音楽が予め設定されているものもあります。
➎.赤枠Bのアイコン「ディスクの基本設定」をクリックして、テレビ信号方式を「NTSC」に設定します。
➏.右下の「プレビュー」をクリックして、動画を確認します。動画に問題がなければ、パソコンにDVDを挿入して「書き込み」をクリックしてから「書き込み開始」を押すと、書き込み処理が開始します。
4. 音楽CDからパソコンに音楽を取り込む方法
➊.音楽CDをパソコンにセットします。
➋.「メディアコンバーター」⇒下段から「オーディオCDの取り込み」をクリックします。
➌.「音声の取り込み」画面にセットした音楽CDに収録されている音楽の一覧が表示され、取り込む音楽にチェックが付いていることを確認します。取り込まない音楽は、クリックしてチェックを外します。
➍.「ターゲット フォルダー」では、取り込む音楽の保存場所を確認して変更することができます。
➎.「形式」の「▼」ボタンをクリックして、表示される一覧からファイル形式の種類をお好みで選択します。「品質」の「▼」ボタンをクリックして、表示される一覧から品質(音質)をお好みで選択します。
➏.「実行」ボタンをクリックすると、「(ファイル名)に取り込み中…」と表示されます。取り込みが完了するまで、しばらく待ちます。「ファイルの取り込みが完了しました」と表示されます。ディスクを取り出し、「OK」ボタンをクリックします。
5. 音楽CDを作成する方法
➊.空のCDをパソコンにセットします。
➋.「ミュージック ディスク」をクリックして、下段から「オーディオ CD」をクリックします。
➌.画面上側の検索ペイン(アーティスト名やアルバム名の一覧)から、書き込みたい音楽ファイルを選択して下の欄へドラッグして追加します。
➍.追加した音楽ファイルの再生の順番を変更する場合は、変更したいファイルをクリックし、「上へ」ボタン、または「下へ」ボタンをクリックします。
➎.画面右下の「書き込み」ボタンをクリックしたら、「設定/情報」が表示されます。必要に応じて設定を変更し、「書き込み」をクリックします。
➏.「書き込み中」と表示されます。「作業が完了しました」と表示されると、ディスクを取り出し、「OK」ボタンをクリックします。
6. フォト ギャラリー ディスクの作成
フォトギャラリーは、静止画とDVDに書き込み、それを自動でスライドと再生する仕組みです。
➊.素材になる、写真を用意してから、新品のDVD-Rメディア(ブルーレイディスクも可能)を挿入しておきます。
➋.「フォト ギャラリー ディスク」をクリックして、さらに下段からお使いのディスクによって「DVD」や「ブルーレイディスク」をクリックします。
➌.下図の画面が表示されると、画面上側の検索ペインから、書き込みたい写真ファイルを選択して下側の白枠に追加します。
➍.また、写真の順番を入れ替えることもできる、移動したい写真を必要な場所にドラッグすれば、移動できます。
➎.次に、右下にある、「編集」をクリックします、編集画面が表示されます。ここは、必要な個所を設定していきます。超簡単に作るなら、ギャラリータイトルの名前を変更しておく、さらに、背景を変更するだけで、この2つだけでも完成はできます。
➏.右下の「次へ」⇒次の画面で「書き込む」をクリックして、作業が始まります。
7. ディスクに書き込んだデータを消去する方法
Power2Go 13の「ユーティリティ」のメニューから「ディスクの消去」を選択して、CD-RWやDVD-RW、DVD+RW、BD-REなど書き換え可能なディスクの消去を行えます。
➊.消去するディスクをセットしてから、ホーム画面から「「ユーティリティ」」⇒「ディスクの消去」をクリックします。
➋.「再書き込み可能なメディアの消去」が表示されます。お好みで、次のどちらかの消去方法をクリックして選択します。セキュリティ対策目的などで、ディスクのデータを完全に削除したい場合に、「完全消去」を使用します。
➌.「消去」ボタンをクリックしたら、作業が開始します。後は待つだけです。
(3)まとめ
以上、今回は「Power2Go 13」の基本的な使い方をご紹介しました。
Power2GoはWinOSの元々はディスクライティングソフトですが、ディスク作成等に関係する色々な機能が盛り込まれた総合ツールのようなソフトです。
それぞれの機能別には他のフリーソフトでもこなせるが、ディスク作成周りの色々なツールが1つにまとまっているので、便利と思います。
インターネットから、「わかりやすく、迷わず、簡単に子供の動画ブルーレイが作成できて、とても時間短縮になった」と好評されています。
今時はなかなかディスク作成をする機会も減ってるが、大変使いやすいソフトになってますね。
この記事を書いた人:小林ほたる
本ページの内容に関して、ご意見等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。