DVD-RW/DVD+RWとは?その意味や違い、使い分けなどについてご解説

DVD RWとは

DVDを購入または書き込む時に、DVD-R、DVD+R、DVD-RW、DVD+RW、DVD-RAM、DVD-ROMなどさまざまなDVDの規格がありますが、「どれを選択すればいいでしょうか」と迷いがちですね。

これまでの文章では、DVDディスクの種類についてを説明してきましたが、今回はDVD RW(DVD-RW、DVD+RW)に焦点を当てたいと思います。

DVD-RWとDVD+RWの使用に何か不明点があるのなら、今回の記事を最後まで読めばきっと理解できます。

DVD±RWとは?

DVDのディスクには様々な形式・種類があり、用途によって1回書き込み型「R」と、繰り返し書き換え型「RW」の2種類に分けています。

規格名に「RW(Rewritable)」がつくのは、何度も書き換えができるという意味です。

  • DVD±RWの概要:
  • 繰り返し書き込みが可能なDVDディスク
  • 容量:約4.7GB(片面一層)
  • 記録回数:約1000回
  • 最大転送レート:22.16Mbps
  • 保存期間:10〜100年
  • DVDフォーマット:DVD‐Video、DVD‐VR

DVD±RWは1度記録したものを削除し、繰り返し再記録、再利用することができます。この特徴により、自分で編集したムービーや音楽ファイルを後で上書きしたい場合などに、DVD±RWがおすすめです。

ところが、DVD±RWは、ディスク上の一部のデータを選択して消去・上書きすることはできず、すべてのデータを消去して空のディスクに戻し、再度書き込み可能にすることしかできません。

*DVD-RAMという書き換え型DVDディスクも存在しています。DVD-RAMがコンピュータなどでのデータ記録用として用意され、ファイル単位での削除や書き換えが可能です。

DVD-RWとDVD+RWの違いは?

DVD RWには「‐RW」と「+RW」があります。

DVD-RWとDVD+RW

「-」「+」の違いは、それぞれ書き込む装置の規格の違いです。DVD-RWはDVDフォーラムが制定した正式規格に対して、DVD+RWはDVD+RWアライアンスという任意団体が制定した規格です。

DVD-RWとDVD+RWはそれぞれ独自に開発された全く別の規格で、互換性を持っていないのです。そのため、DVD-RWに対応している再生機だからといって、DVD+RWにも対応しているとは限りません。

機能的な違いと言えば、DVD+RWは高速記録(8倍速)が可能で、ランダムアクセスも可能ですから、コンピュータの記録媒体として優れているとされます。また、DVD-ROMやDVD-Videoとの互換性も高いです。

ただ、DVD+RWに記録したデータはDVDドライブやプレーヤーの一部では正常に再生できない場合があります。それに対して、DVD-RWは互換性に富んでいます。

DVD-RWは「CPRM」に対応しているのも特徴です。

*CPRMはDVD用の著作権保護技術で、デジタル放送をDVDディスクに録画できる規格です。

デジタル放送を録画する場合は、録画用DVD‐RWを選択するといいです。また、価格面では、DVD-RWの方が若干安いです。

DVDディスクの種類 開発者 書き込み速度 特徴
DVD-RW DVDフォーラム 最大6倍まで ファイナライズ解除すれば書き換えが可能;
現行のDVDプレーヤーと互換性がと高い;
CPRMに対応;
DVD+RW DVDアライアンス 最大8倍まで ファイナライズ不要で書き換えが可能;
PC用途専用;
一部の再生機器で再生できない;
CPRMに非対応

PC用途ならDVD+RW、互換性を考慮するならDVD-RWがよいと思います。

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DVD±RWの使い分け

DVD-RW、DVD+RW は、何度も書き換えが可能なので、デジカメやスマホで撮影した映像を後で上書きしたり、バックアップ用など大きなデータ内容を定期的に変えたりするのに便利です。また、テレビ番組を録画して保存するには、CPRM対応のDVD-RWを使いましょう。

使用用途によって、DVDを大きく分けて、「データ用」と「録画用」があります。「録画用」はテレビ番組などを録画するための DVD、「データ用」は、パソコンのデータなどを記録するためのDVDです。

★ 【パソコンデータ保存用】

  DVD±RW 「データ用」

★ 【テレビ番組などの録画用】

  DVD-RW 「録画用」(CPRM対応)

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まとめ

今回はDVD±RWについて詳しく解説しました。

DVDへの動画やデータの録画を正しく行うためには、DVDディスクの種類を知って購入することが必要です。また、自分が使っているパソコンやDVDドライブが、どのDVDディスクに対応しているかも知っておく必要があります。

DVD±RW以外、他のDVDディスクについて関心を持つなら、下リンクの記事を読んでくださいね。

編集者:スズメ
この記事を書いた人:スズメ

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