元の高画質を維持して動画を変換する小ワザ!無劣化動画変換も可能!
互換性などの問題で、TSやMKVなど高品質の動画を他の形式に変換する必要が時々あります。動画をできるだけ高画質のままで保存したいでしょう。PC初心者や動画・IT知識のあまり知っていない人なら、動画をなるべく高画質で変換する方法が分からないと思います。ここでは、初心者のために、まず動画についての豆知識を紹介して、高画質・無劣化で動画変換する可能性と原理を紹介します。そして、高画質動画変換ソフトの選択方法を説明します。最後には、高画質、更に無劣化で動画を変換する方法を画像付きご紹介します。
動画についての豆知識
動画を高画質で変換したいなら、まずは動画の画質を影響する要素と動画の仕組みをご覧下さい。
動画の画質を影響する要素
- コーデック
- ビットレート
- フレームレート
- 解像度
- 明るさ
- コントラスト
映像を撮影する時、ビットレートやフレームレートをより高い値に設定して、明るさとコントラストを適当な値に設定したら、動画の画質はより綺麗になります。しかし、ソース動画がもう存在しているので、無理矢理にビットレート、フレームレート、解像度の値を高くしても、出力した動画の画質も一向綺麗にすることができません。むしろ変換された動画のサイズはよほど大きくなります。なので、動画形式を高画質で変換したいなら、コーデックが一番重要です。
動画の仕組み
今拡張子或いはコンテナだけを重視して、コーデックがどういうものか分からない人が少ないです。
動画は「映像ファイル」と「音声ファイル」から構成されています。「映像ファイル」と「音声ファイル」をまとめるのに使用するファイルフォーマット(動画形式とも言う)のことを「コンテナ」と言います。
コンテナの種類には、映像+音声が入るコンテナ:AVI, MP4, MOV, FLV, MPEG, MKVなどがあります。例えば、MOVコンテナなら、ファイル名の最後に「.mov」という拡張子が付きます。MPEGコンテナなら、「.mpg」という拡張子が付きます。
コンテナの中には、映像と音声のコーデックが格納されています。「コーデック」=圧縮のアルゴリズム。
一種のコーデックは多種類のコンテナに収納されることがあります。なので、拡張子が違っても、中のコーデックが違うことがあります。
また、コーデックの圧縮方式には、非可逆圧縮と可逆圧縮と非圧縮(RAW)があります。コーデックや拡張子は下の表をご参照ください。
- * 動画形式/フォーマットを変換するには、「エンコードする」と「エンコードしない」という2種類があります。「エンコードしない」なら、もちろん無劣化で、高画質の動画をそのままで保留することができます。
そして、動画をエンコードするには、2種類があります。 - @ 【画質劣化】動画コーデックを非可逆コーデックに変換することで、画質が多少劣化する。割と低容量の動画ファイルに保存
A 【無劣化】超高画質(無劣化)・大容量で可逆動画形式(AVI)に変換(有名な動画編集ソフトAviUtlでできる)
例えば、4分半の32MBのMKV動画を可逆動画形式AVIに変換したら、なんと6.21GBとなります。出力ファイルサイズが超巨大で、このような必要が少ないでしょう。
なので、高画質で動画を変換するには、出力動画のコーデックが重要です。
結論
ビットレート当りの画質の良さ(圧縮率)まとめ
- AV1 > H.265/HEVC = VP9 > H.264/MPEG-4 AVC >= WMV9 > MPEG-4 > Xvid = Divx > MPEG-2 > MPEG-1 > DV >= Motion JPEG (※ WMV9とMPEG-4の順番は逆かもしれません)
論理的には、一つの動画を変換する時、ビットレート、フレームレート、解像度、明るさ、コントラストなど全部オリジナルのままで、出力動画のコーデックは上記の順で並ぶなら、左のAV1で保存した動画の画質が一番です。ただし、今AV1に対応できる動画変換ソフトはありません。HEVC/H.265も高効率だが、一部の動画変換ソフトやメディアプレーヤーは対応できません。なので、汎用性も考えたら、高画質で動画をエンコードする時は、H.264/MPEG-4 AVCというコーデックがおすすめです。
高画質動画変換ソフトの選択
出力動画の形式とコーデックが重要であると同時に、利用する動画変換ソフトの選択もかなり重要です。いい動画変換ソフトなら、変換スピードも速いし、出力した動画の画質も一般のソフトで変換した動画の画質より綺麗です。
筆者は今市場にある知名度の高い動画変換ソフトを全部使ってみました。
例えば、HandBrake、DVDFab、Winxvideo AI、Video Container Changer、スーパーメディア変換、AviUtl、Format Factory、XMedia Recode、MediaCoder、Freemake Video Converterなど。
総合性能一番高いのはWinxvideo AIだと思います。何故というWinxvideo AIは専門的な動画変換ソフトで、以下の特徴があります。
- 高画質
- 【高品質エンジン】Winxvideo AIには独自開発の高品質エンジンを搭載しているので、一般の動画処理ソフトで出力した動画(コーデック、ビットレート、フレームレートなど全部同じように設定されている)と比べ、より高画質です。
【インターレース解除】元の動画がインターレースだったら、Winxvideo AIで動画を変換する時、「インターレース解除」にチェクを入れて、インターレース方式の動画をプログレッシブ方式の動画に変換し、動画のシマ模様のようなノイズを消します。動画の動きを滑らかになって、動画がきれいになります。
【HEVC】最新の高効率のコーデックHEVC/H.265の入力と出力をサポートし、今まで汎用のH.264の半分ファイルサイズでは、同じ画質の動画を保存することができます。
- 高速
- 【GPUハードウェアアクセラレーション】普通動画変換作業は全部CPUで行います。Winxvideo AIはGPUアクセラレーションをサポートすることによって、IntelのQuick Sync Video(QSV インテルクイック同期)、NVIDIAのNVENCを利用して、H.264やH265/HEVCなどの動画を変換します。変換スピードが16x高速に向上します。またCPUの使用率が大幅に下がります。他の作業を同時にしてもパソコンは軽いです。
【マルチコア(最高8コア)とハイパースレッディング】によって、超高速変換スピードを実現しています。
- 画質劣化なし
- 【自動コピー】たくさんの動画変換ソフトは、動画のコンテナ・拡張子を変換する時、コーデックが同じだとしても、エンコードする作業を行います。結果としては、長い時間もかかるし、画質も落とします。一方Winxvideo AIは「コーデック自動コピー」機能を搭載しています。出力動画のコーデックが入力のコーデックと同じである場合、自動コピー機能を有効にすれば、映像と音声のコーデックを直接にコピーして、コンテナ・拡張子だけを変更します。だから、このような動画変換なら画質劣化の発生はしません。しかも爆速です。2時間のMOV(H.264)動画2分ぐらいでMP4(H.264)に変換することができます。
それでは、Winxvideo AIを使って、高画質&無劣化動画変換のやり方を画像付きご紹介します。 事前にWinxvideo AIをダウンロードしてインストールしてください。
できるだけ高画質で動画を変換する方法(エンコード必要)
ここでは、動画のコーデックを非可逆コーデックにエンコードする方法を紹介します。 もし、どうしても無劣化のエンコードが欲しいなら、AviUtlを使ってください。 それでは、Winxvideo AIで、できるだけ高画質で動画をエンコードする方法を説明します。
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Winxvideo AIを起動して、「変換」ボタンをクリックして、Winxvideo AIの動画変換&編集機能を呼び出します。
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「+動画」によって、高画質で変換したい動画ファイルをソフトに入力します。また、ソース動画をWinxvideo AIにドラッグ&ドロップすることによって、動画を読み込むこともできます。(複数同時に追加可能)
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動画を追加したら、下部で出力プロファイルを選択します。必要によって、出力動画ファイルのコーデックと拡張子を選択します。ここでは、高効率のHEVC/H.265をれいにします。
「ビデオ」→「MP4/HEVC」の順で選択してください。
Winxvideo AI独自エンコード方式によって、より高画質で動画を出力することができます。「MP4/HEVC」をクリックして右上の歯輪アイコンをクリックします。そして、「品質」の下のスライドバーで「高品質/低速」にドラッグ&ドロップしてください。設定終了後、「OK」ボタンもお忘れなく! -
「高品質エンジンを使う」にチェックを入れて、「RUN」ボタンを押したら、高画質で動画変換する作業が始まります。ちなみに、ソース動画がインターレース方式である場合、「インターレース解除」にもチェックを入れてください。
無劣化で高画質の動画を変換する方法(エンコードしない)
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Winxvideo AIを起動して、「変換」ボタンをクリックして、Winxvideo AIの動画変換&編集機能を呼び出します。
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「+動画」によって、高画質で変換したい動画ファイルをソフトに入力します。また、ソース動画をWinxvideo AIにドラッグ&ドロップすることによって、動画を追加することもできます。(複数同時に追加可能)
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無劣化で動画を変換するには、まずソース動画のコーデックを確認する必要があります。ソフトの中央に表示された情報では、入力動画のビデオコーデックがあります。下図をご参照ください。筆者が入力した動画のコーデックはHEVCです。拡張子は.mkvです。「ビデオ」→「MP4/HEVC」の順でクリックします。
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「自動コピー」にチェックを入れて、「RUN」をクリックしたら、高画質の動画を無劣化で変換する作業が始まります。
この記事を書いた人:アキ
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