買ったDVDが再生できない!パソコンやプレーヤーでのDVD再生問題解決法まとめ
新しく購入したDVDをワクワクしながら再生しようとしたのに、うまく再生できないというトラブルは意外とよくあります。買ったDVDが再生できない原因は様々で、対策方法もそれぞれ異なります。
この記事では、パソコンとDVDプレイヤーで購入したDVDが再生できないときに考えられる原因と、それに応じた対処法について詳しく解説します。
T. 買ったDVDが再生できない原因と対処法
購入したDVDが再生できないときに考えられるリージョンコードの問題や機器の不具合、ディスクの傷など、具体的な原因と対策を分かりやすく解説します。
A. リージョンコードの違い
DVDには地理的な制約を設けるための「リージョンコード」というものが設定されています。このコードは、DVDがどの地域で再生できるかを決定します。例えば、日本で販売されているDVDのリージョンコードは「2」で、アメリカのDVDは「1」です。このため、日本のDVDプレーヤーでアメリカのDVDを再生することができないことがあります。
📀 リージョンコードを確認する方法
DVDケースやディスク本体には、リージョンコードが記載されています。通常、パッケージ裏に「リージョン○」という形で表記されています。購入前に、このコードを確認することで問題を未然に防ぐことができます。
対処法
📺 DVDプレイヤーの場合
✅ リージョンフリーDVDプレーヤーを使用する:現在使用しているDVDプレーヤーが特定のリージョンに固定されている場合、新たにリージョンフリーのDVDプレーヤーを購入することを検討してください。
✅ プレーヤーのリージョンコードを変更する:一部のDVDプレーヤーは、内部設定を変更することでリージョンコードを変更することが可能です。ただし、変更回数には制限がある場合があるので、取扱説明書を確認しましょう。
💻 パソコンの場合
✅ DVDドライブのリージョンコードを変更する:パソコンのDVDドライブもリージョンコードが設定されています。このコードをDVDに合わせて変更することで再生可能になりますが、変更回数には通常5回までという制限があります。
DVDリージョンコード変更手順↓↓↓
❶ エクスプローラーを開き、「デバイスとドライブ」欄で、「CD/DVDドライブ」を右クリックして[プロパティ]を選択。
❷ 「ハードウェア」タブをクリックし、ドライブ名を選択して「プロパティ」をクリック。
❸ 「DVD地域」タブをクリックし、「新しい地域」欄で変更するリージョンコードを選択。
❹ 「OK」をクリックし、リージョンコード変更を確定。
- 注意
- この操作はリージョンコードの変更回数に制限があるため、頻繁に異なるリージョンのDVDを再生する場合は、DVDリッピングなど他の方法を検討するのがよいでしょう。
B. カラーテレビ方式の違い
買ったDVDの映像が再生できない理由として、「カラーテレビ方式」の違いが原因となることがあります。世界には複数のカラーテレビ方式が存在し、主にNTSC(北米・日本など)とPAL(ヨーロッパ・アジアの一部など)が広く使用されています。DVDがこれらの異なるフォーマットで作られている場合、再生機器やパソコンで正しく再生できないことがあります。
対処法
パソコンはDVDプレーヤーと違い、NTSCとPALの両方に対応していて、5KPlayerなどのようなメディアプレイヤーもNTSCとPALの両方に対応しているため、自動的にフォーマットを調整してくれることが多いです。カラーテレビ方式の違いで、買ったDVDが再生できないケースが少ないです。
DVDプレイヤーで購入したDVDがPALである場合、マルチシステム対応のDVDプレーヤーを使用しましょう。購入時にプレーヤーの仕様を確認し、両方の方式に対応しているかどうかを確認しましょう。
C. DVDディスクの物理的な損傷や汚れの影響
DVDは、光ディスクとしてデータを読み取るため、表面に傷がついたり、指紋やホコリが付着したりすると、再生ができなくなる場合があります。深刻な傷がある場合、データの一部が読み取れずに再生が途切れたり、まったく再生できなくなったりします。
対処法
✅ ディスクを清掃する:柔らかい、傷をつけない布でDVDの表面を内側から外側へ向かって拭き取ります。円を描くように拭くと、さらに傷をつけてしまう可能性があるため、避けるようにしましょう。
✅ 研磨機を使う:軽度の傷ならば、専用の研磨機で磨くことで改善できることがあります。研磨機は家電量販店やオンラインショップで購入可能です。
✅ ディスク修復サービスを利用する:自分で修復できない場合、専門の修理サービスに依頼することも一つの方法です。
D. 再生機器の不具合
DVDプレーヤーやパソコンのDVDドライブは消耗品であり、時間の経過とともに摩耗や故障が避けられません。特に頻繁に使用する場合や長期間未使用後に再度使用する際には、再生能力が低下している可能性があります。DVDおよびブルーレイドライブの一般的な機能寿命は約5年とされています。これを超えると、個々のディスクに対応できなくなるケースが増えてきます。
さらに、DVDプレーヤーにはさまざまなモデルが存在し、中には古い形式のプレーヤーや特定のフォーマットに対応していないものもあります。安価な機器や旧型のモデルでは、最新のDVDフォーマットや高解像度ディスクに対応していない場合があり、新しい種類のDVDを再生できないことがあります。
対処法
✅ クリーニングを実施する:長期間使用していなかった場合や頻繁に使用している機器は、内部のレンズや部品が汚れていることがあります。市販のレンズクリーナーを使用して、ドライブやプレーヤーの内部を掃除することで、再生能力が回復することがあります。
✅ ファームウェアのアップデート:特定のDVDフォーマットに対応していない古いプレーヤーやパソコンのDVDドライブでも、メーカーが提供しているファームウェアのアップデートを適用することで、互換性の向上や不具合が解消される場合があります。メーカーの公式ウェブサイトで最新のファームウェアを確認し、適用してみてください。
✅ 再生ソフトウェアの更新や変更:パソコンの場合、再生ソフトウェアが古くなっていることが原因で再生できないこともあります。最新の再生ソフト(例:VLC Media Playerや5KPlayer)をインストールまたはアップデートしてみましょう。
✅ DVDプレーヤーの買い替えを検討:特に古いプレーヤーや安価なモデルの場合、最新のDVDフォーマットや高解像度ディスクに対応していないことがあります。この場合は、新しいモデルへの買い替えを検討することが必要です。リージョンフリーや最新フォーマット対応のDVDプレーヤーを選ぶと、幅広いディスクに対応可能です。
✅ 外付けDVDドライブを使用する:パソコンの内蔵DVDドライブが故障している場合、外付けのDVDドライブを利用することで簡単に解決できることがあります。最新の外付けドライブは、さまざまなフォーマットに対応しているものが多く、再生の安定性も高いです。
E. コピーガードが付いている
市販のDVDにはコピーガードが施されていることが多く、この保護機能が原因で一部のプレーヤーでは再生ができない場合があります。特に、パソコンで再生しようとすると、コピーガードによって読み取りエラーが発生することがあります。
対処法
✅ 再生ソフトウェアのアップデート:コピーガード技術が原因でパソコンで再生できない場合、最新の再生ソフトウェアをインストールすることで解決できることがあります。
🔶 推奨ソフト:5KPlayerやVLC Media Playerなど、コピーガード技術(CSS、CPPM、AACSなど)に対応しているメディアプレイヤーを使用します。
✅ DVDプレーヤーのファームウェア更新:DVDプレーヤーがコピーガードに対応していない場合、ファームウェアのアップデートを行うことで、コピーガード付きのDVDが再生できるようになる場合があります。製造元の公式サイトでアップデート情報を確認し、最新のファームウェアを適用してください。
✅ リッピングソフトを使用してバックアップ:個人利用の範囲で、正当な目的でDVDをバックアップしたい場合には、リッピングソフトを使用することができます。
🔶 推奨ソフト: WinX DVD Ripper Platinumなどのリッピングソフトを使って、コピーガードを解除し、MP4などの形式に変換して再生可能にします。これで、コピーガードの影響を受けずにDVDを視聴することができます。
U. 買ったDVDが再生できない最終手段としてのDVDリッピング
購入したDVDの再生がどうしてもできない場合の最終手段として、DVDをデジタルデータに変換するリッピングを検討することができます。リッピングによって、DVDが紛失したり、傷ついたりしても、DVDの内容をPCやスマートフォンなどで視聴可能な形式に変換できます。また、Google DriveやOneDriveなどのクラウドストレージにアップロードしたら、いつでもどこでも好きな映画を視聴することができます。
- 次のような場合にDVDリッピングが有効です。
- ● リージョンコードや、カラーテレビ方式、コピーガードの問題でDVDが再生できない
- ● 古い再生機器や対応していないフォーマットでの再生ができない
- ● ディスクに傷がついて読み込めないが、データを復元したい場合
🙆 おすすめのDVDリッピングソフト:WinX DVD Ripper Platinum
WinX DVD Ripper Platinumは、リージョンコードの制限やコピーガードを回避しながら、DVDをMP4やAVIなどの一般的なフォーマットに変換することができます。簡単な操作で高品質なリッピングが可能なため、特にDVD再生トラブルが頻発する方におすすめです。
DVDリッピングソフトWinX DVD Ripper Platinum
【価格】:無料
【対応OS】:Windows 11/10/8/7;Mac OS X 10.5又はそれ以降
【対応DVD規格】:DVD-VIDEO
【対応コピーガード】:CSS, RC, RCE, APS, UOPs, Sony ARccOS, 容量偽装, ディズニーDRM, ALPHA-DVD, Rip Guard, DVD Magicなど主流のDVDコピーガードに全対応!
- WinX DVD Ripper Platinumの特徴
- ● 高速でDVDをMP4、AVI、WMV、MOVなどの形式に変換可能
- ● CSS、リージョンコード、UOPなど、主要なコピーガードに対応
- ● DVDの画質を保持しながらリッピング可能
- ● PC、スマホ、タブレット向けに最適化された形式で出力
- ● 初心者でも使いやすい直感的なインターフェース
🎬 WinX DVD Ripper PlatinumでDVDをリッピングする方法
❶ DVDをDVDドライブに挿入して、WinX DVD Ripper Platinumを起動して、「DVDディスク」によって、DVDをソフトに追加します。
P.S. 普通のDVDなら、デフォルト設定でいいです。アダルトDVDなら、「強制ISO」にチェックを入れてください。
❷ 出力プロファイルを選択します。
● もし、今後またDVDに書き込みたいなら、出力プロファイルを「DVDバックアップ」→「DVDをISOイメージへクローン」/「DVDをフォルダにクローン」を選択してください。
● どんなデバイスでも再生したいなら、「通常の動画ファイル」→「MP4動画」の順でクリックしてください。
❸ 再生したいタイトルを選択したら、ソフトの下部にある「参照」ボタンによって、動画ファイルの保存先を選択します。最後には「RUN」ボタンをクリックしたら、DVDリッピング作業が始まります。
おわりに
買ったDVDが再生できない原因は、リージョンコードやディスクの傷、コピーガード、プレイヤーの設定など多岐にわたります。それぞれの原因に応じて適切な解決策を試すことが重要です。また、最終的な解決策として、WinX DVD Ripper Platinumを使用して、DVDをデジタル形式に変換する方法も有効です。
- 買ったDVDが再生できない対処法まとめ
- ● リージョンコードの確認 → リージョンフリープレイヤーやリージョン解除ソフトの利用を検討
- ● ディスクの傷や汚れ → 柔らかい布で拭く、傷修復キットを使用
- ● DVDプレイヤーの互換性 → 最新のDVD規格に対応したプレイヤーを使用
- ● コピーガードやプロテクト → 信頼できるソフトでの再生またはDVDリッピングソフトの利用
- ● DVD自体の不良品 → 購入店での返品・交換
この記事を書いた人:アキ
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