MacでDVDを圧縮するソフトや方法を解説!画質の劣化なしにDVD動画サイズを小さくする
「MacでDVDを圧縮したいけど、どうすればよいのかわからない」
「Mac DVD圧縮フリーソフトについてオススメがありますか」
「MacでDVDの圧縮は難しそう」
など、MacでDVDの圧縮に対する疑問や不安に思う人は多いのではないでしょうか。
今回は、MacでDVDを圧縮する方法などを詳しく解説していきます。必要なものをそろえて手順に従って作業すれば、初心者でも簡単にMacでDVDをリッピングして圧縮することができます。
<この記事の目次>[非表示表示]
DVD圧縮について
MacでDVDを圧縮する方法1:DVDをMP4に変換
MacでDVDを圧縮する方法2:DVD-9をDVD-5に圧縮
最後:Macで圧縮したMP4動画をDVDに書き込む方法は
DVD圧縮について
MacでDVDを圧縮する前に、まずなぜをDVD圧縮する必要があるか、DVDを圧縮する方法などを簡単に説明していきます。
DVD圧縮とは
DVDは、大容量の記録を目指したディスクで、単層ディスク(DVD-5)と、二層ディスク(DVD-9)2つの規格があります。片面1層DVD(DVD-5)は、容量が4.7GBであるのに対し、二層DVDディスク(DVD-9)は片面2層で、8.5GBの容量もあります。
そのため、データ量の多いDVDを圧縮して、できるだけ早く少ない容量で保存したいことがあります。
DVD圧縮方法は?
MacでDVDを圧縮する方法は、主に次の2つです。
- @、DVDをMP4などに変換
- A、DVD-9をDVD-5に圧縮
@、MacでDVDをMP4などに変換して圧縮
DVDを圧縮する時、一番簡単な方法はDVDをMP4、MOVなどの動画形式へ変換してパソコンに保存することです。
DVDを再生するために、ディスクを再生するDVDプレーヤーが必要になりますが、DVDをMP4などに変換すれば、DVDサイズを圧縮できるだけでなく、DVDプレーヤーがなくてもパソコンにインストールしたメディアプレーヤーで再生したり、iPhone、iPad、Androidスマホに入れて再生することができ、DVD動画の視聴も便利になります。
A、DVD-9をDVD-5に圧縮
DVDを圧縮するもう一つの方法は、DVD-9のデータを圧縮してDVD-5に転送することです。
二層DVDは、容量が大きいため、より多くのデータを書き込むことができ、ビデオがより鮮明になるので、使用している人が多いです。一方、DVD-5容量がDVD-9のほぼ2分の1ですが、価格はDVD-9よりすこし低く、繰り返して利用することもできるなどのメリットがあります。
MacでDVDを圧縮するために必要とするものは?
MacでDVDを圧縮する時必要とするのが、Mac専用のDVD圧縮ソフトです。
WindowsでDVDを圧縮する時、DVD Shrinkという無料ツールを利用するとDVDを圧縮することができます。しかし、DVD Shrinkだけでなく、多くの無料DVD圧縮ソフトはMacコンピュータと互換性がないので、Mac環境で動作できないです。
MacでDVDをMP4、MOVなどに変換、またはMacでDVD-9をDVD-5に圧縮するために、Mac専用のDVD圧縮ソフトを利用しなければなりません。
次はMacでDVDをリッピングして圧縮方法と、MacでDVD-9をDVD-5に圧縮する方法を別々で紹介します。
MacでDVDを圧縮する方法1:DVDをMP4に変換
MacでDVDをMP4、MOVなどに変換してパソコンに保存するために、今回はDVDリッピングソフト「WinX DVD Ripper for Mac」を使います。
Mac DVD圧縮方法1:WinX DVD Ripper for Mac
- ● 公式サイト:https://www.winxdvd.com/dvd-ripper-for-mac/index-jp.htm;
- ● 対応言語:日本語;
- ● 対応コピーガード:DVDリージョンコード、Sony ARccOS、UOPs、APS、CSS、Disneyコピープロテクト、容量偽装、99つタイトル、日本独自保護技術など;
- ● 対応DVD形式:DVDディスク、DVDフォルダ、ISOイメージ ;
- ● 出力形式:MOV、MP4、MPEG、H.264、WMV、FLV、 MP3、JPEG、BMPなど;
- ● 推奨ユーザー:初心者〜中級者。
WinX DVD Ripper for Macは、簡単な操作でDVDビデオを変換できるDVDリッピングソフトです。
このソフトは開発が進められており、DVD圧縮をより簡単かつ高品質に完成できます。最新DVDの圧縮にも対応で、字幕や音声が全て格納されている大きいレンタルDVD・市販DVDを高品質でMP4、MOV、FLV、AVI、RMVB、MKVなどに変換して圧縮でき、パソコンやスマホなどのデバイスで再生できます。
また、拡張子の変換だけでなく、WinX DVD Ripper for Macは、簡単な編集機能も搭載しており、DVD動画音声の調整、字幕追加、クロップなどの編集も行えます。
シンプルで使いやすいインターフェースを採用するため、DVD圧縮知識を持っていなくても、このDVD 変換ソフトを手軽に使うことができます。
MacでDVDをMP4へ変換する方法
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1、ソースDVDをインポート
変換したいディスクをドライブに挿入します。そしてMacからソフトを起動して、上部の「ディスク」アイコンをクリックし、先ほど挿入したDVDを選び、「OK」をクリックします。 -
2、出力フォーマットを選択
DVDの解析が終わったら、「出力プロファイル選択」という画面が自動で表示され、そこから出力フォーマットを選択してから「完了」をクリックします。 -
3、出力先を選択
「ブラウザ」ボタンをクリックして、保存先フォルダを選択します。(デフォルト設定のままで大丈夫です。) -
4、変換が開始
右下方の「RUN」ボタンをクリックすると、MacでDVDを変換して圧縮することがなじまります。完成した動画のサイズは小さくなりました。
MacでDVDを圧縮する方法2:DVD-9をDVD-5に圧縮
無料ソフトの中で、MacでDVD-9をDVD-5に圧縮するものがないので、今回は有料DVD圧縮ソフト「Leawo DVDコピー for Mac」を使います。
Mac DVD圧縮方法2:Leawo DVDコピー for Mac
- ● 公式サイト:https://www.leawo.org/jp/dvd-copy-mac/;
- ● 対応言語:日本語;
- ● 対応コピーガード:AACS、CSS、RC、RCE、APS、UOPs、ARccOS、RipGuardなど;
- ● 対応DVD形式:DVDディスク、DVDフォルダ、ISOイメージ ;
- ● 出力形式:ISOイメージファイル、video_tsフォルダ、DVDディスク;
- ● 推奨ユーザー:初心者〜中級者。
Leawo DVDコピー for Macは、片面2層DVDを片面1層DVDに書き込み、DVDを圧縮することができるソフトです。
このソフトは市販・レンタル・自作DVDの圧縮に対応するDVD圧縮ソフトとしても好評を受けていて、DVD動画の品質を維持して片面二層(DVD9)を片面一層(DVD5)へ圧縮変換することができます。DVDからDVDに圧縮できるだけでなく、DVDをDVDフォルダ、ISOファイルにバックアップすることもできます。
Leawo DVDコピー for Macは、DVDの全てのコンテンツをコピーするか、メインタイトルだけバックアップするか、または目的に合わせて複数のタイトルを選んでコピーすることなど、ユーザーの色々な状況下における様々なニーズに応じて選択することができるので、不要なコンテンツを削除してDVDを圧縮できるところも便利です。
MacでDVD-9をDVD-5に圧縮する方法
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1、ソースDVDをインポート
変換したいディスクをドライブに挿入します。そしてMacからソフトを起動して、「Blu-ray/DVDを追加」ボタンをクリックしてから、先ほど挿入したDVDを選択します。 -
2、DVDの規格を選択
左下にある「DVD-9」「DVD-5」から、コピーするときのDVDの規格を「DVD-5」に設定してから、右上の「コピー」ボタンをクリックします。 -
3、出力先を選択
「コピー」をクリックすると、コピー設定画面が表示されます。「コピー先」で「ISO ファイル」にチェックを入れて、「ディスクラベル」と「保存先」を需要に応じて設定してから、下の「コピー」アイコンをクリックすると、DVDからISOファイルの変換が始まります。注意1、MacにDVDドライブが一つしか搭載されていない場合、コピー先で「ISOファイル」にチェックを入れて、ISOファイルを先に作成してから、DVDの書き込みを行うのがオススメです。
2、DVDドライブが複数ある場合は、コピー先で別々のドライブを選択してDVD9をDVD5に直接コピーできます。 -
4、ISOファイルをDVD5に書き込む
元のDVDをドライブから取り出して、空のDVD5をドライブに挿入します。再び「Leawo DVDコピー」を起動して、「BD/DVDを追加」→「ISO ファイルを追加」の順で作成したISOファイルをソフトに読み込んだ後、「コピー先」と「ディスクラベル」を設定して、「書き込み」ボタンをクリックするとMacでDVD9からDVD5への圧縮変換作業が始まります。
最後:Macで圧縮したMP4動画をDVDに書き込む方法は?
MacでDVDをMP4、MOVなどに変換した後、その動画をDVDに書き込みたいことがありませんか?次はそういう方のために、MacでDVDからMP4動画に圧縮した後、DVDに書き込む方法も紹介していきます。使うソフトは「Burn」というMac用DVDオーサリングソフトです。
Burn
- ● 公式サイト:https://burn-osx.sourceforge.io/Pages/English/home.html;
- ● 対応言語:日本語;
- ● 対応OS:macOS 10.9以降;
- ● 入力フォーマット:MOV、AVI、3GPP、3GPP2、MP3、MOV、AIFF、WAV、JPEG、DVDなど(画像入力は対応していない);
- ● 出力フォーマット:出力したいプロジェクトを選択。
BurnはMacでDVDディスクに書き込みが可能なフリーソフトです。
Burnは、完全に無料でロゴなし、最新版のmacOSにも対応、データ、オーディオ、ビデオ、コピー4つのモードが搭載され、動画/音声/DVDなどあらゆる種類のファイルをDVDへ書き込めます。ファイル形式を変換してくれる機能で動画を変換してDVDに焼くことができます。
操作が分かりやすく簡単、動作が軽いというのがポイントです。Mac標準搭載のDVD焼くアプリーーiDVDより簡単な操作でDVDをオーサリングできます。
Burnで圧縮したMP4動画をDVDに書き込む方法
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1、空白のDVDをドライブに挿入します。そしてソフトを起動して、設定の変更を行います。「設定画面」→「ビデオタブ」→「一般」の順でクリックして、地域のところで「PAL」から「NTSC」へ変更します。そして「DVD」下に、「MPEG2エンコードを強制する」と「DVDテーマを使用」にチェックを入れます。
※ 変更しないと、作成したDVDをPC以外のプレーヤーで再生できません。 -
2、「ビデオ」ボタンをクリックして、下に「DVD-Video」を選択します。そして「+」ボタンから圧縮されたDVD動画ファイルを追加すると、「mpgにそのファイルを変換しますか?」というメッセージが表示され、「変換」を選択します。
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3、最後には、「ディスク作成」ボタンを押すと、DVDのオーサリングが始まります。完了まで待つだけです。
この記事を書いた人:ミツキ
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