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DVD-Rとは？容量、DVD+Rとの違い、書き込みできない・再生できない時の対処方法まで解説
DVDにはたくさんの種類があり、デジタルカメラで撮影した写真、編集した動画を保存して、お友達やご家族に送ったりする場合は、互換性に優れて低価格なDVD-R、DVD+Rがおすすめです。しかし、DVD-R/DVD+Rとはどういうものなのかよく理解していない人も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、DVD-R/DVD+Rとは何か、DVD-Rの容量、DVD-RとDVD+Rの違いやDVD-R書き込みできない・再生できない時の対処方法などについて詳しく解説します。
DVD-R/DVD+Rとは？概要・容量について
DVD-Rとは、利用者が一度だけ内容を書き込める記録型DVDの一つです。DVD-Rディスクの容量はDVD-ROMなどと同じで、片面4.7GBですが、片面2層記録の「DVD-R DL」規格の場合は8.54GBです。主に録画用とデータ用の2種類があり、録画番組のダビングや結婚式の写真保存などに利用されます。一度だけ内容を書き込めるので、長期保存を目的として使用方法に適しています。
一方、DVD+Rとは、利用者が一度だけ内容を書き込める記録型DVDの規格の一つです。DVD-Rより後に業界団体のDVD+RWアライアンスが独自に策定したもので、最大記録容量はDVD-Rと同じ片面4.7GBです。DVD+Rは互換性はなくて、あまり普及していません。しかし、最近の再生機器はほぼ対応していて、海外ではDVD+Rの方が一般的らしいです。もっと詳しく言えば、DVD+Rはファイナライズ処理を行わなくても他の機器で再生できます。ただし、一度だけ内容を書き込める所はDVD-Rと同じです。
DVD-RとDVD+Rの違い
DVD-RとDVD+Rには、どのような違いがあるのでしょうか。どちらが自分に合っているか？どちらを選択すれば良いか悩んでいる場合は、2つのDVDディスク種類の違いを知ることで、どちらが自分に合っているかが分かるかもしれません。
DVD-RとDVD+Rの違いは、以下の通りです。
（1）ファイナライズ処理の必要性
DVD-R：ファイナライズ処理を行わないと、他の機器では再生できません。
DVD+R：ファイナライズ処理は不要です。
（2）汎用性
2層DVD-R：大容量で、長時間または高画質で作成できます。適性は2層DVD+Rより低いです。
2層DVD+R：大容量で、長時間または高画質で作成できるだけでなく、DVD+RではROM互換機能を利用すれば、家電との互換性も高くなります。
（3）再生互換性
DVD-R：記録型DVDの中では、再生できるDVDプレーヤーが最も多く、高品質且つ低価格なので配布用メディアとして適しています。
DVD+R：記録型DVDの中では、再生できるDVDプレーヤーが多く、DVD-ROMとの互換性や使い勝手が良くて配布メディアとして適しています。
DVD-RとDVD+Rはお互いに互換性はありません。
（4）対応録画フォーマット
DVD-R：対応録画フォーマットは「DVDビデオ」です。
DVD+R：対応録画フォーマットは「DVDビデオ」と「DVD+VR」です。
（5）書き込む装置の規格
DVD-R：DVD-Rの「-」は国内家電メーカー（東芝/松下/日立など）が作った規格です。
DVD+R：DVD+Rの「+」は海外企業やパソコンメーカー（DELL/フィリップス/SONY）が作った規格です。
（6）グルーブのウォブリング
DVD-R：DVD-Rのウォブルは周期的に蛇行（プリピット）していて目盛りの働きをします。
DVD+R：DVD+Rのウォブルはディスク内での位置情報をＦＭ変調した周期で蛇行（高周波ウォブル）しています。
（7）ロスレスリンキング
DVD-R：一度記録したDVD-Rの未記録領域に追記する際、DVD-Rでは2K～32Kバイトの長い繋ぎ目ができてしまいます。
DVD+R：一度記録したDVD+Rの未記録領域に追記する際、DVD+Rでは0（1マイクロメートル以下）の長い繋ぎ目ができてしまいます。
（8）ROM化
DVD-R：DVD-Rの制御領域は書き換えられなくてROM化はできません。
DVD+R：DVD+Rの制御領域は「オリジナル原本」と「再生用の制御領域」の2箇所を持ちます。ROM化と偽って記録することが可能です。
（9）1Gバイト書き込み
DVD-R：少量の書き込みでも大量のダミーデータを記録することが可能です。記録時間が長いです。
DVD+R：DVDフォーラムの決まりに従う必要はなくて、必要なデータだけを書き込みます。記録時間が短いです。
（10）ディスクの構造
DVD-R：樹脂層、記録層、反射層、保護層、接着面、プリピット、グルーブ、ランド、ピットです。
DVD+R：樹脂層、記録層、反射層、保護層、接着面、グルーブ、ランド、ピットです。
DVD-R書き込みできない・再生できない時の対処方法
DVD-R書き込みできない・再生できない時の対処方法として、以下2つの方法で解決することが可能です。
- DVD-R書き込みできない時の対処方法：WinX DVD Author
- DVD-R再生できない時の対処方法：5KPlayer
それぞれ、解説します。
DVD-R書き込みできない時の対処方法：WinX DVD Author
WinX DVD Author：完全無料！画質劣化なしで動画を各種類のDVDに焼けるソフト
PCで動画をDVD-Rに書き込みできない場合は、原因を特定しておくのが大切です。
後は、専門的なDVD書き込みフリーソフト「WinX DVD Author」を使って焼いていきましょう。
DVD書き込みフリーソフトの中でも最も人気のあるものの一つが「WinX DVD Author」です。シンプルで直感的に操作できるため、スライドショー、誕生日、卒業式、結婚式や子供成長のムービーなど、PCでDVDへ書き込みたい人にとってはおすすめのソフトです。DVD-Rだけでなく、DVD+R、DVD±R DL、DVD±RW、DVD-RAMという種類のDVDにも対応しています。
更に、日本製のDVDデッキと相性が良くて、作成したDVDはPCだけでなく、家庭用DVDデッキ、DVDプレーヤー、レコーダーなどでも音ズレなく再生できます。
❶、公式サイトからWinX DVD Authorをダウンロード・インストールします。
❷、ソフトを起動して、トップ画面で「Video DVD Author」をクリックして、オーサリング機能を呼び出します。
❸、「＋」ボタンをクリックして手元の動画ファイルをソフトに追加してください。二つ以上の動画ファイルを同時に追加できます。追加後、「>>」ボタンをクリックして、次の画面に書き換えます。
❹、DVDにメニューをつけたい場合は、メニューテンプレート（タイトルメニュー、チャプターメニュー、メニューのBGM、背景画像）を選択して、「>>」ボタンをクリックしてください。
❺、「DVD BUILDER」画面が表示されます。そこで、「出力ファイルフォーマット」を「NTSC」にチェックを入れて、「Start」ボタンをクリックして、動画ファイルをDVD-Rに書き込みます。
DVD-R再生できない時の対処方法：5KPlayer
5KPlayer：完全無料！各種類のDVDディスクを再生できる高機能なメディアプレイヤー
DVDプレイヤーで焼いたDVD-Rを再生できない場合は、原因を特定しておくのが大切です。
後は、専門的なDVDメディアプレイヤー「5KPlayer」を使って再生していきましょう。
「5KPlayer」はメディア再生より、それ以上に強力な編集機能が注目ポイントです。完全無料にも関わらず、有料ソフトに負けないほど豊富な機能を持ち、多くの人に愛用されています。
しかも、サポートされているDVDディスクの種類、ビデオ・オーディオフォーマットが多くて、ほとんどすべてのメディアファイル（DVD-Rなど）をスムーズに再生できます。UIが直感的で分かりやすく初心者でも簡単に操作できます。
❶、再生したいDVD-Rをドライブに挿入します。5KPlayerを起動して、トップ画面の「DVD」アイコンをクリックします。
❷、「DVDディスクを開く」画面が表示されます。「DVDドライバー」から先ほど挿入したドライブを選択します。「DVDディスクファイルシステムタイプ」では「自動検出」または「強制ISO」にチェックを入れてください。
❸、「再生」ボタンをクリックして、PCで焼いたDVD-Rを再生します。5KPlayerは様々な再生設定項目（再生／一時停止、プログレスバー調整／早送り／巻き戻し、ボリュームの変更、オーディオおよび字幕トラックの選択）が提供していて、使用用途に合わせて自由にカスタマイズできます。
まとめ
本記事では、DVD-Rの概要と容量、DVD-RとDVD+Rの違いをはじめ、DVD-R再生できない・書き込みできない時の対処方法まで、詳細に解説してきました。
焼いたDVD-Rはファイナライズ処理を行わなかったり、書き込み先のDVD-R/DVD+Rの最大容量を上回っていたりして、再生できない・書き込みできないといったエラーが起こる場合があります。記事内で紹介したようにDVD-R再生できない・書き込みできない原因を特定してから、おすすめの高機能なソフトを試してみましょう。
