【初心者向け】DVDStylerの使い方:ダウンロードからDVDへの書き込みまで!
フリーのDVDオーサリングソフト「DVDStyler」を聞いた人がいるでしょうか?
「DVDStyler」を利用すれば、パソコンでMP4・WMV・AVI などの動画ファイルを DVDディスク に書き込みすることができます。完全に無料で、誰でも簡単に使えるので、DVD作成の際によく使われているツールです。
今回は、ソフトのダウンロードからDVDへの書き込みまでのDVDStylerの使い方をご紹介していきます。 DVDStylerでDVDを作成したい人、必見です。
1. DVDStylerとは
- 【開発元】Alex Thuering
- 【動作環境】Windows XP/Vista/7/8/8.1/10, Mac OS X 10.10 以降, Linux
- 【日本語】対応
- 【価格】無料
- 【入力形式】AVI, MP4, MPEG, VOB, ASF,WMV, FLV, M2TS, MKV, WebM, OGG, RM, MOV...
DVDStylerは、MP4, AVI, MPEG, VOBなどいろいろな動画ファイルを一般的な DVD プレーヤーで再生可能なDVDに書き込みすることができるオープンソースの無料DVDオーサリングソフトです。
最大な特徴はDVD作成の際に、メニュー画面(メニュー個数、タイトル、背景、ジャンプボタンの画像などを含む)を自由に編集するところです。多くのテンプレートが用意されるのも魅力的です。
メニュー付きのDVD作成の他、DVDに書き込みたい動画データの切り出し、音声や字幕ファイルの追加、スライドショーDVD作成、、ISO イメージファイルの出力ができます。
無料で手元の動画フィアルをDVDに作成する時に役立つソフトです。
2. DVDStylerの使い方〜メニュー付きのDVDを作成する
DVDStylerは元々使いやすいソフトですが、DVDオーサリングという作業自体がやや複雑です。
そこで、初心者でもわかりやすいように、DVDStylerの使い方を解説したいと思います。
(1). ソフトのダウンロードとインストール
DVDStylerはWindows、Mac、Linuxで動作することができます。
DVDStylerを利用するには、予めソフトウェアをお使いのパソコンにダウンロード、インストールすべきです。
【DVDStylerのダウンロード】
❶ ブラウザからDVDStylerの公式サイトへアクセスして、ダウンロードページに入ります。
❷ お使いのパソコンにあったインストーラーをクリックすると、ダウンロードが始まります。
❸ ダウンロード完了したら、インストーラーがパソコンに保存されます。
【DVDStylerのインストール】
❶ インストーラーをダブルクリックで起動します。 ユーザーアカウント制御のダイアログが表示されたら「はい」を押します。
❷ 言語の選択画面が表示されたら「日本語」を選択して「OK」をクリックします。
❸ その後、画面指示に従って「次へ」をクリックします。
❹ 「インストール準備完了」画面が出たら、「インストール」をクリックします。
❺ 「DVDStyler セットアップウィザードの完了」と表示されたら、インストール完了です。
(2). 初期設定
DVDStylerを起動するとき、デフォルトでは映像形式や音声形式やなどがヨーロッパ仕様になっている可能性があります。変更せずにそのままDVD作成を行うと、作成したDVDは日本国内のパソコンやDVDプレイヤーで再生できません。
というわけで、DVDStylerでDVDを作成する前、初期設定を日本仕様に変更しておく必要があります。やり方は以下の通りです。
❶ DVDStylerのインストールが完了したら、起動します。
❷ 「ようこそ」という画面が表示されるので、「新規プロジェクト」にある映像形式、横縦比、音声形式を日本仕様に変えましょう。(他の設定項目はデフォルトのままでOKです。)
- ✿ 映像形式:「NTSC」
- ✿ 横縦比:「16:9」
- ✿ 音声形式:「AC3 48kHz」
❸ 設定が済んだら、「OK」をクリックしましょう。
(3). メニュー作成
DVDStylerでDVDのメニューを作成するには、以下の二つの方法があります。
【メニュー用テンプレートを使用して、DVDのメニューを作成する】
❶ 初期設定が終わったら、「DVDメニュー用テンプレートを選択」の画面が表示されます。好みのメニューテンプレートを選択して、「OK」をクリックします。すると、メニューの編集画面が移ります。
❷ 右のプレビューでメニューのテキストは「□□□□□□□□」に文字化けしています。「□□□□□□□□」をダブルクリックし、「プロパティ」>「フォント」の順にクリックし、フォント名を「MSゴシック」に設定し、「文字セット」を「日本語」に選択し、「OK」をクリックします。すると、メニューのテキストが日本語で表示されます。その後、右のプレビューでテキストオブジェクトをダブルクリックして、テキスト欄に入れたい文字を入力して、「OK」をクリックすれば、文字の変更は可能です。
❸ 左にある背景画像を右のプレビューにドラッグ&ドロップすることで、メニューの背景を変えることができまます。
(📃: パソコンに保存した画像をメニューの背景として設定することが可能です。メニューを右クリックし、「プロパティ」を開き、「背景」欄の右横にある[…]をクリックし、自分の画像を背景として追加するだけです。更に、「プロパティ」の「映像プロジェクト」にある音声でメニューのBGMを追加することができます。)
❹ 左メニューの「ボタン」をクリックし、お好きなボタンをを右のプレビューにドラッグ&ドロップすれば、メニューにボタンを追加できます。
【DVDのメニューをオリジナルで作成する】
❶ 初期設定が終わったら、「DVDメニュー用テンプレートを選択」の画面が表示されます。「メニューテンプレートを使わない」を選択します。
❷ テンプレート無しの基本画面は以下のようです。左端の「背景画像」「ボタン」のタブを選択して、お好みの背景やボタンを設定することができます。
❸ 右のメニュープレビューを右クリックし、「追加」を選択することで、テキストや図形などを追加することができます。
❹ メニューを右クリックし、「プロパティ」を開くと、メニューの背景やBGMなどを自由に指定します。
- ✿ 「背景」:「画像」でパソコンからメニューの背景を指定;
- ✿ 「映像プロジェクト」:「音声」でパソコンからメニュー画面のBGM音声を選択し、「LOOP」にチェックを入れる;
- ✿ 「メニュー」:プリ・コマンドで「jump title 1;」を選択;
以上はDVD StylerでDVDメニューを作成する手順の説明です。
なお、メニューなしのDVDを作成したい場合、「メニューテンプレートを使わない」を選択し、メニュー編集画面の下部にある「メニュー1」を削除すれば良いです。
(4). タイトル追加と設定
DVD Stylerを利用する場合、DVDに書き込みたい動画ファイルがタイトルとして追加されています。タイトル追加と設定の方法は以下のようです。
❶ 画面下部に動画ファイルをドラッグするか、または上部メニューの「動画ファイルを追加」をクリックすることで、DVDに書き込みたい動画ファイルをタイトルとして追加することができます。
❷ 追加したタイトルをドラッグするか、右クリックメニュー内に「移動」を選択することで、再生順を変えることができます。
❸ 追加したタイトルを右クリックし、プロバディを開き、該当タイトルに関する様々な設定を行います。設定が済んだら、「OK」をクリックして閉じます。
- ✿ 「映像」:「NTSC」(「映像」欄の右端にある 「…」をクリックすることで映像の編集が行える)
- ✿ 「音声」:「AC3 48 kHz」(「音声」欄の右端にある 「…」をクリックすることで音声の編集が行える)
- ✿ 「ポスト・コマンド」:「jump next title;」
- ✿ 「+」:「+」をクリックすることで、音声トラックや字幕トラックを追加できる(追加した音声と字幕の右側にある 「…」をクリックすることにより、様々な設定は可能。)
(5). DVDへの書き込み
メニュー作成とタイトル追加が終わったら、DVDへの書き込みになります。
❶ 前提として、空きのDVDディスクをパソコンに接続したDVDドライブにセットしてください。
❷ 上部のメニューにある「赤い円盤」アイコンをクリックします。
❸ 「書き込み」画面が表示されたら、「DVDに書き込み」をチェックに入れて、「開始」をクリックします。しばらく待つとDVDが焼けます
(6). ISOイメージファイル作成
DVDへの書き込みだけではなく、動画ファイルをISOイメージファイルとして保存することもできます。
❶ 上部のメニューにある「赤い円盤」アイコンをクリックします。
❷ 「書き込み」画面が表示されたら、「ISOイメージファイルを作成」をチェックに入れます。
❸ 保存先を指定して、「開始」をクリックします。しばらく待つとISOイメージファイルの作成が完了します。
3. DVDStylerの代わりになるソフト
「DVDStylerでDVDを作成する作業が面倒くさい」と思った人、または「DVDStylerでDVDへ書き込みができない」「DVDStylerで作成したDVDが再生できない」と困った人がいますよね。
そんな人のために、DVDStylerの代わりになる無料のDVDオーサリングソフト「WinX DVD Author」をおすすめしたいです。
WinX DVD Authorー簡単に動画をDVDに焼く
【動作OS】Windows 7/8/8.1/10/11
【価格】無料
【日本語】対応
【透かし・ロゴ・広告】なし
- ◉ 多様な動画形式の入力に対応;
- ◉ ソース動画の高画質を最大限に維持する;
- ◉ オーサリングリング作業は高速で行える;
- ◉ DVDのタイトルメニュー、チャプターメニューを簡単にカスタマイズできる;
- ◉ シンプルで使いやすい;
- ◉ DVDディスク、DVDフォルダ、またはISOイメージファイルへの書き込みに対応
特徴
WinX DVD Authorを利用すれば、初心者でも迷わずに手元の動画ファイルをDVDに書き込みすることができます。
続いて、「WinX DVD Author」を使って、動画ファイルをDVDに書き込みする手順をご覧ください。
Step1. 空きのDVDディスクをDVDドライブにセットした後、WinX DVD Authorを起動し、メイン画面にある「Video DVD Author」を選択します。
Step2. 下部の「+」をクリックして、DVDに書き込みたい動画ファイルを追加します。
Step3. 「開始時間/終了時間」「画面の比率」「黒いボーダーを添加」「DVDメニューを生成する」「DVDメディアの種類」等を設定した後、次の画面へ進むボタンをクリックします。
Step4. DVDのメニュー画面の設定画面が表示され、この画面で背景画像、文字や音楽の追加などができます。
- @、メニュー画面の背景画像を設定;A、タイトルメニュー/チャプタメニューの設定画面の変更;B、動画に文字を追加;C、動画に音楽を追加;D、動画クリップの追加や削除;E、次の画面へ進む;
Step5. 書出し画面が表示されたら、「Start」ボタンをクリックします。しばらく待つとDVDへの書き込みが完了します。
この記事を書いた人:高木
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