保存後の動画の画質を上げるにおすすめの無料アプリ!iPhoneとAndroidに対応!
今時代、 カメラの性能は年々上がり、スマホカメラに搭載されているレンズでも、1,200万画素程度の解像度があれば4Kの撮影も可能です。
だが、照明条件、カメラ設定や撮影テクニックによっては、撮影(保存)した動画の画質が落ちてしまったこともあります。
そこで今回は、スマホで保存した動画の画質を上げるための無料アプリをまとめて厳選します。
目次
(1)保存した動画の画質を上げるには
(2)保存動画の画質を上げるにおすすめの無料アプリ一覧
- 1. CapCut(キャップカット)
- 2. iMovie(アイムービー)
- 3. GoPro Quik(クイック)
- 4. VLLO(ブロ)
- 5. Splice(スプライス)
- 6. Adobe Premiere Rush(アドビプレミアラッシュ)
- 7. 番外:「Remini」というアプリについて
(3)まとめ
(1)保存した動画の画質を上げるには
保存した動画の画質は撮影当時の解像度、ビットレート、圧縮方式によって決まるのです。
撮影が完了してから動画がスマホに保存されると、この3つの要素をいじっても画質感は変わりませんね。
保存した動画の画質を上げるには、基本的に以下2つの方法があります。
- 方法@:動画編集アプリを使って、色調補正、ノイズ除去、シャープネス(鮮明化)、フィルター追加などの編集手法を活用する。
- 方法A:AIアップスケーリングによって、元々値の存在しない画素を作り出すことで動画を高画質に補間処理する。
方法Aは、加工に見えないほど画質を自然に上げられるが、膨大な計算処理が必要なので高性能なパソコンが必要となります。
スマホじゃ絶対無理です。それに、AIアップスケーリングを搭載したスマホアプリも現時点では存在しません。
そのため、スマホで動画の画質を上げるために、方法@を採用するしかないと思います。
ただし、元動画の画質が低すぎると、「優秀な動画編集アプリ」と「高度な編集スキル」を組み合わせて活用しても、高画質にならないことがあります。
(2)保存動画の画質を上げるにおすすめの無料アプリ一覧
編集手法で動画の画質を上げるには、利用可能な動画編集アプリは無数にあるのです。
その中で「アプリ内課金」があったり、「ウォーターマーク(透かし)」の非表示にいくらかの費用がかかるアプリもあります。
完全無料となっているアプリはすごくまれでしょうか。個人的に言えば、無料版では動画画質の向上に必要な編集機能が使用できる上でウォーターマークも入らないというアプリを検討しても良いです。
1. CapCut(キャップカット)
開発者:Bytedance Pte. Ltd. App StoreからDL Google PlayからDL |
対応OS:iPhone、iPad、Android 日本語対応:可能 価格:無料・App内課金がある ロゴ・透かし:あり(無料で削除可能) |
CapCutは、TikTokを運営している会社が提供している動画編集アプリです。
動画の画質を上げるために、まず、動画の色調や質感を変化させる様々なフィルターを利用できます。それによって、動画の見栄えを良くするだけでなく、元映像の不完全な点を補うことができます。
また、「調整」機能を利用することで、明るさ、コントラスト、飽和色、露出、鮮明化、ハイライト、シャドウ、色温度、色合い、フェード、けられ、粒子といった様々な項目をカスタマイズして動画の色調を補正することができます。
さらに、小顔補正、美肌補正や体型補正ができるビューティー機能などもあるので、特に人物を被写体にする動画だったら試してもよいでしょう。
他に、2K/4Kでのエクスポートやピクチャ・イン・ピクチャ、クロマキー(カットアウト)、モーションブラー、豊富なエフェクト、音楽、スタンプなど、すべての機能を自由に利用できます。
2. iMovie(アイムービー)
開発者:Apple App StoreからDL |
対応OS:iPhone、iPad 日本語対応:可能 価格:完全無料 ロゴ・透かし:なし |
iMovieは、iPhoneの純正の無料動画編集アプリです。
自分で編集できる機能はもちろん、映画の予告編のような動画が自動で作成される機能があります。それによって、素材を選択するだけであっという間におしゃれな動画が作れるのが特徴です。
具体的に、カスタマイズ可能な14種類の予告編テンプレートと8種類のテーマが用意されており、簡単に動画を組み合わせることができます。
例えば、結婚式や旅行など、さまざまなシチュエーションに最適なテンプレが利用できます。これらのテンプレを上手く使いこなして、動画の雰囲気を巧みに引き立たせてくれる気がします。
その点から見れば、画質の良い仕上がりというより、むしろ雰囲気の良い仕上がりだと思います。良い雰囲気によって上品な感じを出すと、画質の不足を補うということですね。
3. GoPro Quik(クイック)
開発者:GoPro, Inc. App StoreからDL Google PlayからDL |
対応OS:iPhone、iPad、Android 日本語対応:可能 価格:無料・App内課金がある ロゴ・透かし:なし |
Quikは、カメラのブランドとして有名なGoProが提供している動画編集アプリです。
GoProカメラとの連動性がバッチリで、自動編集機能やリモート操作など、撮影・編集がより楽しく、簡単になる機能が満載です。
自動編集機能により、アプリがベストショットを抜き出して音楽を組み合わせ、ビデオを作成します。編集ツールも搭載しているので、テーマやフィルターを選んで手動で動画を編集することも可能。
適切なフィルターを選ぶことで、色合いや明るさを調整して、動画に特定のテーマやムードを与えることができます。ただし、過度なフィルターの使用は避けて、自然な印象を保つことが大切です。
とにかく、Quikは「動画編集に時間はかけられないけれども、クオリティの高いものを制作したい」という方に向いている動画編集アプリです。
4. VLLO(ブロ)
開発者:vimosoft App StoreからDL Google PlayからDL |
対応OS:iPhone、Android 日本語対応:可能 価格:無料・App内課金がある ロゴ・透かし:なし |
VLLOは、韓国が本社の会社が運営している動画編集アプリです。
200曲の著作権フリーBGMや効果音に加えて、シーズンごとに更新され2,200以上のテーマ別ステッカーが魅力です。
また、ステッカーやフォント、フレームはかわいらしい雰囲気のものが多く、無料でもたくさんの種類のものを使えます。そして、トリミングや明るさ調整などの基本的な機能は、無料で使えます。
機能の豊富さにもかかわらず、画面の表示がわかりやすく直感的に操作できるため、動画編集が初めての人でも簡単に凝った編集を行うことができます。地味で画質が落ちている動画でも、見やすく綺麗に見えるように編集することが簡単にできます。
書き出した動画にウォーターマーク(アプリロゴ)がつかないのもうれしいポイントです。これ1本あれば作品を仕上げることができるというイメージです。
5. Splice(スプライス)
開発者:GoPro, Inc. App StoreからDL Google PlayからDL |
対応OS:iPhone、Android 日本語対応:可能 価格:無料・App内課金がある ロゴ・透かし:なし |
Spliceは、Quikと同じGoProが提供している動画編集アプリです。
操作はシンプルで、背景の色や向きの調整、トリミングやフィルター機能、彩度やコントラストの調整といった細かい機能までがそろっています。
また、内蔵の音楽と効果音の種類が豊富で、iTunesの音楽も使用できて、音声を録音して使用することもできます。
Quikの上位版とされて、Quikよりも自在に動画編集の操作ができて、様々な編集メニューから自由な表現を楽しめるのです。
使いこなせば、スマホでプロ並みの動画を制作することができますよ。
無料版ではロゴウォーターマーク表示はないが、書き出しは1回のみなど制限があります。
保存動画の画質を上げるために、一回だけで使うのなら、Spliceを試してもいいでしょう。もし、その後も長く使用したいなら、他の無料アプリを検討しましょう。
6. Adobe Premiere Rush(アドビプレミアラッシュ)
開発者:Adobe App StoreからDL Google PlayからDL |
対応OS:iPhone、iPad、Android、macOS、Windows 日本語対応:可能 価格:無料・App内課金がある ロゴ・透かし:なし |
Adobe Premiere Rushは、「Photoshop」や「Premiere Pro」で知られるAdobe社が提供する動画編集アプリです。
映像制作会社や映像クリエーターなどのプロ達の多くが使用しているAdobe Premiere Proのマルチプラットフォーム版として設計・開発されています。
カット編集、テロップ追加、動画全体の色みを調整、スピード調整、音声編集、トランジション、Premiere Proとの連携などが対応可能です。
使い方もシンプルで、プリセットを選ぶだけで動画の切り替え時にエフェクトを追加したり、全体の色味を変えたりすることもできます。
また、動画編集データは全てクラウドに保存されているので外出先ではiPhone、帰宅後はMacで編集を続行するという感じでファイル保存や環境を意識すること無く作業できます。
無料版でも十分機能性が高いが、動画の書き出しは3回まで、クラウドストレージは2GBまでという制限があります。
7. 番外:「Remini」というアプリについて
ネットで「動画高画質化アプリ」って探してみれば、「Remini」というスマホアプリが目に入るでしょうか。
このアプリは、そもそも“写真や画像”のAI高画質化に特化していたが、“動画の高画質化”は業界初の新機能としてアプリ内に追加された事があります。
だが、この新機能は、まったく使えないという報告が次々と出されていました。
やはり、動画のAI高画質化は非常に重い作業で、ハイエンドのスマホ機種でもかなりスペック不足でどうにもできないという感覚です。
(3)まとめ
以上は、「保存動画の画質を上げる無料アプリ」をまとめたが、いかがでしたでしょうか?
無料と言っても、アプリ内課金があるというアプリもあります。個人的な意見だが、
- ➊.保存動画の画質を上げるに、必要な編集機能が無料で利用できる
- ➋.ウォーターマークが入らない
という2つの条件を満たせるのであれば問題なく、気軽に使用することができます。
どのアプリを使うか迷うときは、
- ➊.自分にとって必要な機能は備わっているのか
- ➋.自分にとって使いやすいか
という基準に基づいて選ぶと良いでしょう。
とりあえず、自分に合ったアプリを見つけて、スマホで保存動画の画質を上げてみましょう。
この記事を書いた人:小林ほたる
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