【完全ガイド】MPC-HCからffdshowが使えない原因と対処法
MPC-HC (Media Player Classic - Home Cinema) は、輝輝しい無料なメディアプレーヤーとして、元々高機能なビデオ再生に加え、ffdshowと組み合わせることで更な展開性を持ちました。
しかし、今では「MPC-HCからffdshow が使えない」との声もよく聞かれています。
この記事では、MPC-HCでffdshow使用不可問題の原因や解決方法を簡単に解説します。
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☑ ストリーミング再生や動画編集などにも対応している。
この記事の目次 [非表示表示]
MPC-HCとffdshowの基礎知識
MPC-HCでffdshowが使えない主な原因
MPC-HCでffdshowが使えない対処法
MPC-HCとffdshowの現状について
MPC-HCとffdshowの基礎知識
まずはMPC-HCとffdshowについて紹介します。
✅ MPC-HC(Media Player Classic Home Cinema)とは
MPC-HCは、Windows向けの軽量かつ多機能なメディアプレーヤーです。オープンソースとして開発され、多くのユーザーに支持されてきました。
- 幅広いフォーマット対応:AVI、MP4、MKV、FLVなど、主要な動画形式をサポート。
- 低スペックPCでも快適:軽量設計で、古いPCでも動作可能。
- カスタマイズ性:外部フィルターやプラグインを利用した柔軟な再生環境の構築が可能。
ただし、MPC-HCは2017年に公式開発が終了しており、最新のOSやコーデックへの対応が限られている点に注意が必要です。
✅ ffdshowとは
ffdshowは、Windows向けのコーデックおよびフィルタツールです。動画や音声の再生時に、デコード(復号)やエンコード(符号化)を行うためのソフトとして広く利用されてきました。
- コーデックの多様性:MPEG-4(DivX、Xvid)、H.264、AACなどの主要なコーデックをサポート。
- 柔軟なフィルタリング機能:ノイズリダクションやシャープネス調整、字幕追加などの高度な映像・音声処理が可能。
- 軽量設計:パフォーマンスへの負荷を最小限に抑える設計。
ffdshowも開発が終了しており、最新のフォーマットやOS環境では動作が不安定になるケースが見られます。そのため、現在では代替ツールが必要になることが多いです。
MPC-HCでffdshowが使えない主な原因
MPC-HCでffdshowが正しく機能しない問題は、多くのユーザーが直面する課題の一つです。その原因は、単なる設定ミスからソフトの仕様や時代遅れの技術に起因するものまで、さまざまです。このセクションでは、ffdshowがMPC-HCで使えない主な理由について詳しく見ていきます。問題の根本を理解することで、適切な対処法を見つけやすくなるでしょう。
✅ ffdshowの非アクティブ化
MPC-HCでは、外部フィルタ(ffdshowを含む)が有効化されていないと利用できません。設定の確認が必要です。
✅ ffdshowのインストールの問題
ffdshowが正しくインストールされていない、またはMPC-HCがffdshowを検出できないケースがあります。
✅ 64bit版と32bit版の不一致
ffdshowとMPC-HCには32bit版と64bit版があります。両者が異なるビットバージョンであると互換性の問題が発生します。
✅ OSやデコード環境の問題
Windows 10以降のシステム更新により、DirectShow環境が影響を受けることがあります。また、K-Lite Codec Packや他のコーデックパックが競合を引き起こす場合もあります。
MPC-HCでffdshowが使えない対処法
ffdshowがMPC-HCで正しく機能しない場合でも、いくつかの対処法を試すことで問題を解決できる可能性があります。設定の見直しや代替フィルタの導入など、状況に応じた方法を選ぶことが重要です。ここでは、具体的な対策を解説し、スムーズに動画を再生できる環境を構築する方法を紹介します。
✅ 外部フィルタ設定を確認
❶ MPC-HCを起動して、「表示」→「オプション」の順で設定画面を開きます。
❷ 外部フィルタをクリックして、リストにffdshowが登録されていなければ、「フィルターを追加」によって手動で追加します。
❸ ffdshowを「優先」に設定し、競合するフィルタを無効化します。
✅ ffdshowの再インストール
❶ 最新版のffdshowを公式サイトや信頼できるソースからダウンロードします。
ご注意:ffdshowの公式サイトは閉鎖されているため、安全なミラーサイトを使用してください。
❷ インストール時に、すべてのコーデックを有効にします。
✅ 64bit版と32bit版の一致を確認
MPC-HCが64bit版であれば、ffdshowも64bit版を使用します。同様に32bit版同士で揃える必要があります。
✅ ffdshowの代替案を検討
ffdshowがどうしても動作しない場合、以下の選択肢を検討してください。
- ・ LAV Filters
- ・ madVR(映像処理強化)
- ・ その他のコーデックパック(K-Lite Codec Packなど)
✅ OSやコーデックパックの確認
Windows 10以降では、DirectShow Filter Managerなどのツールを使い、フィルターの優先順位を調整する必要があります。
不要なコーデックパックをアンインストールし、K-Lite Codec Packなどを使用する場合はffdshowを含むバージョンを選びましょう。
MPC-HCとffdshowの現状について
MPC-HCとffdshowは、かつて多くのユーザーに愛された高性能なメディアプレーヤーとフィルタツールでした。しかし、現在では開発が終了しているため、最新のOSとの互換性がない可能性があります。また、最新のビデオコーデック(例:H.265/HEVCやAV1)をサポートしないこともあるため、再生環境に制限が生じる場合があります。
そのため、MPC-HCでffdshowが使えない問題に直面した場合、更新が続けられている最新のソフトを使用することをおすすめします。
更新を続ける5KPlayerを活用しよう
このような状況に最適なのが、5KPlayerというマルチメディア再生ソフトです。5KPlayerは、現在も積極的に開発・更新が続けられており、最新のOSやビデオコーデックにも完全対応しています。
5KPlayerを使用することで、ffdshowやMPC-HCの設定に悩むことなく、快適な再生環境を手に入れることができます。
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5KPlayer - 万能なメディアプレイヤー
対応OS:Windows XP/Vista/7/8/8.1/10/11; macOS X 10.7及びそれ以降
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💻 パソコンで動画を再生する方法
ここでは、筆者が使っているWindows 10パソコンでの動画再生方法を解説します。
Windows 10エクスプローラーで動画を保存しているフォルダを開き、5KPlayerを起動して、エクスプローラーから動画ファイルを5KPlayerの起動画面で文字のない黒い領域にドラッグ&ドロップすると、動画が再生されます。
この記事を書いた人:アキ
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