無料!動画からサムネイルを抽出する方法!GIF/PNG/JPG/BMP/WebP画像形式で保存できる

動画からサムネイルを抽出する方法についての解説です。このプロセスでは、抽出したサムネイルをGIF、PNG、JPG、BMPといったさまざまな画像形式で保存できるため、目的に応じた形式を選ぶことが可能です。適切なツールや手順を活用すれば、簡単に高品質な静止画を取得できます。本記事では、こうした方法をわかりやすく説明し、動画の内容を視覚的に表現する小さい画像である「サムネイル」の役割についても触れています。
さらに、無料で抽出したサムネイルをそれぞれの形式(GIF、PNG、JPG、BMP、WebPなど)で保存する具体的な手順をご紹介します。これにより、ユーザーは動画内の特定のシーンを画像として切り出し、効率良く保存することが可能になるでしょう。
このガイドを参考にして、用途に合ったフォーマットでサムネイルを活用してください。
目次
サムネイルの役割
無料!動画からサムネイルを抽出する方法
- (1)【ソフトウェア】Winxvideo AI
- (2)【メディアプレイヤー】PotPlayer
- (3)【マルチメディアフレームワーク】FFmpeg
- (4)【Webサービス】YouTubeサムネイルダウンローダー
動画からサムネイルを抽出する際の注意点
最後に
サムネイルの役割
サムネイルは、動画の内容を視覚的に伝え、視聴者の関心を引きつけるうえで非常に重要な要素です。視聴者が動画をクリックするか判断する際の決め手となるだけでなく、再生回数の向上にも直結します。そのため、動画内の印象的で魅力的なシーンを選んでサムネイルとして設定することで、視聴者の注目を集めやすくなります。
効果的なサムネイルを使用することで、YouTubeなどのプラットフォームでのクリック率が向上し、動画の再生数だけでなくチャンネル登録者数の増加にもつながります。また、これによりプラットフォーム側から良質なコンテンツとみなされる可能性が高まり、他のユーザーへのおすすめ動画として表示されやすくなるというメリットもあります。
以上のように、適切なサムネイルを設定することは、動画の効率的なプロモーションや新しい視聴者を獲得するために欠かせない重要なポイントとなります。
無料!動画からサムネイルを抽出する方法
動画からサムネイルを抽出する方法について、無料で利用できる便利な手段をいくつか紹介します。このプロセスを知っておくことで、動画の印象を効果的に伝える際に役立つでしょう。以下に、具体的なステップをわかりやすく説明します。
(1)【ソフトウェア】Winxvideo AI
Winxvideo AIには、動画から特定のシーンや忘れられない瞬間を画像として切り取る「スナップショット機能」が搭載されています。この機能を利用することで、動画内の任意のシーンを静止画形式(JPEG/PNG)で簡単に保存できます。
- 主な特長:
- @、連続静止画の抽出
- 動画全体や指定した範囲から、連続する静止画を一括して抽出することが可能です。
- A、直感的で簡単な操作性
- 動画を再生しながら任意のフレームを選び、わずかワンクリックで画像として保存できます。
いくつかの簡単なステップで、動画をフレーム単位の画像に分割することができます。取り出した画像は、動画のカバーとして利用したり、デスクトップや壁紙に設定したりとさまざまな用途に活用可能です。ぜひ挑戦してみてください!
- メモ:
- Winxvideo AIは、動画の高画質化、フレーム補間、手ぶれ補正など、AI技術を駆使した多彩な機能を備えており、動画編集や品質向上に役立てることも可能です。
Winxvideo AIで動画からサムネイルを抽出する手順
- 1 Winxvideo AIを起動して、トップ画面の「変換」をクリックします。
- 2 左上の「+動画」をクリックして、サムネイルを抽出したい動画ファイルをWinxvideo AIに追加します。
- 3 下記の手順に従って、動画からサムネイルを抽出できます。
- 方法@: 連続静止画を抽出する
- ✅ 読み込んだ動画が選択されている状態(背景が青色に変わった状態)のとき、画面下部の「ツールボックス」タブ内にある「スナップショット」をダブルクリックします。すると、「スナップショット」画面が表示されます。
- ✅ 再生画面の下にあるオレンジ色のスライダーをドラッグして、動画からサムネイルを抽出したい範囲を指定します。次に、画面右側で抽出後の画像フォーマット(JPG/PNG)、画像サイズ、および画像数を選択してください。設定内容を確認したら、「OK」をクリックすることで連続静止画が生成されます。
- ✅ 最後に、画面右下の「RUN」をクリックすると、選択された範囲でのサムネイル一括抽出が開始されます。
- 方法A: ワンクリックで単体のサムネイル画像を保存
- ✅ 読み込んだ動画が画面右側のプレビューウィンドウに表示されます。
- ✅ 再生ボタンを押すと動画が再生されるので、保存したいシーンが表示されたタイミングで右端にある「カメラ」ボタンをクリックしてください。これにより、現在のシーンがサムネイル画像としてPNG形式でパソコンに保存されます。
- ✅ 「カメラ」ボタンの右にある「フォルダ」ボタンをクリックして、動画から抽出したサムネイル画像をすぐに確認できます。








(2)【メディアプレイヤー】PotPlayer
PotPlayerは、韓国のKakao Corpが開発した無料のマルチメディアプレイヤーで、多種多様なメディア形式に対応しています。
動画の再生はもちろん、動画からサムネイル画像を抽出する便利な機能も備わっています。この機能を活用することで、特定のシーンを静止画として保存したり、動画全体を俯瞰できるサムネイル一覧画像を生成したりすることが可能です。その豊富な機能性と柔軟なカスタマイズオプションにより、多くのユーザーから高く評価されています。
以下では、PotPlayerを使って、動画からサムネイルを抽出する方法について解説します。
PotPlayerで動画からサムネイルを抽出する手順
- 1 まず、PotPlayerを起動し、サムネイルを作成したい動画ファイルを再生します。
- 2 動画再生中にマウスを右クリックし、「映像」→「映像キャプチャ(K)」→「スナップショットを作成(Alt+N)」の順に選択します。
- 3 「サムネイル画像を作成」というウィンドウが表示されるので、そこで画像形式(BMP/PNG/JPEG/WebP)と保存先フォルダを指定し、「OK」を押します。
- 3 少し時間を置くとサムネイル画像が生成されます。生成されたサムネイルには動画のパラメータ情報も同時に表示されます。



(3)【マルチメディアフレームワーク】FFmpeg
FFmpegは、動画や音声の記録、変換、再生といった操作を可能にするオープンソースのマルチメディアフレームワークです。
多くのメディア形式をサポートしており、エンコードやデコード、トランスコード、ストリーミングなど多岐にわたる機能を提供します。
コマンドラインを通じて利用でき、多数のコーデックに対応しているうえ、多彩なオプションを設定できるため、幅広い用途で活用されています。例えば、FFmpegを活用することで、動画から特定のフレームを切り出してサムネイルとして保存することも可能です。
その高い汎用性と柔軟性から、プロフェッショナルな動画編集や音声処理の現場でも広く採用されています。
以下では、FFmpegを利用して動画からサムネイルを抽出し、GIFやJPG形式で保存する方法を解説します。
- 動画からGIF形式でサムネイルを抽出する場合、以下のコマンドを使用します。
- ffmpeg -i test.avi -ss 1 -t 5 -ac 2 -ab 128k -s 90*80 -y -f gif out.gif
コマンド | 意味 |
---|---|
-i test.avi | 入力動画ファイル名を指定します |
-ss 1 | 開始時間を秒単位で指定。ここでは1秒目から処理を開始します |
-t 5v | 処理する時間の長さを秒で指定。ここでは5秒間抽出します |
-ac 2 | オーディオチャンネル数を設定しますが、GIFでは音声は保存されません |
-ab 128k | ビットレートを指定。GIFでは特に意味を持たない場合もあります |
-s 90x80 | 出力の解像度を指定します(幅x高さ) |
-y | ファイルが既存の場合、上書き保存します |
-f gif | 出力フォーマットとしてGIF形式を指定します |
これにより、動画の特定部分からGIFアニメーションとして保存できます。
- 動画からJPG形式でサムネイルを抽出する場合、以下のコマンドを使用します。
- ffmpeg -i test.avi -ss 0.5 -vframes 1 -r 1 -ac 2 -ab 128k -s 90x80 -y -f mjpeg out2.jpg
コマンド | 意味 |
---|---|
-i test.avi | 入力動画ファイル名を指定します |
-ss 0.5 | 動画の開始時間(0.5秒目)からフレームを抽出します |
-vframes 1 | 出力するフレーム数を1に指定。単一の画像を生成するための設定です |
-r 1 | 出力フレームレートを指定。この場合は1fps |
-ac 2と-ab 128k | GIFと同様、JPG画像生成には直接関係ありませんが、コマンド構文の一部となっています |
-s 90x80 | 出力画像の解像度(幅x高さ)を指定します |
-y | 既存ファイルがある場合、上書き保存します |
-f mjpeg | 出力フォーマットとしてMJPEG(JPEG形式)を指定します |
これにより、動画内の特定フレームからJPG形式のサムネイル画像が生成されます。
- 補足
- 以下はコマンド内で使われている共通オプションについての補足説明です。
- ✅ -ss:抽出処理の開始位置を指定します。
- ✅ -t:出力時間の長さ。GIFで使用されますが、静止画生成時(JPG)では不要です。
- ✅ -vframes:動画フレームから特定数のフレームだけを抽出します。
以上により、FFmpegを用いた効率的なサムネイル生成が可能になります。どちらも用途に合わせて柔軟に活用してください。
(4)【Webサービス】YouTubeサムネイルダウンローダー
YouTubeサムネイルダウンローダーは、YouTube動画のサムネイル画像を手軽に取得して保存できる便利なツールや拡張機能です。
活用することで、高画質のサムネイル画像を簡単にダウンロードすることができます。
操作も非常にシンプルで、動画のURLを入力するだけで、フルHD(1080p)やHD(720p)など、さまざまな解像度に対応したサムネイル画像を入手できます。
以下では、YouTubeサムネイルダウンローダーを利用して動画からサムネイルを抽出し、JPG形式で保存する方法を解説します。
YouTubeサムネイルダウンローダーで動画からサムネイルを抽出する手順
- 1 YouTubeサムネイルダウンローダーの公式サイト(http://urbanqee.com/doga/youtube-thumbnail-dl.php)にアクセスします。
- 2 サムネイルを抽出したいYouTube動画のURLをコピーします。
- 3 コピーした動画のURLをYouTubeサムネイルダウンローダーの入力ボックスに貼り付け、「サムネイル画像」ボタンをクリックします。
- 4 表示されたサムネイル画像を右クリックし、「名前を付けて画像を保存」を選択してダウンロードします。


これらの手順を踏めば、簡単に動画からサムネイルを抽出し、さまざまな形式(GIF、PNG、JPG、BMP、WebPなど)で利用することができます。作業に慣れるとさらに効率的に行えるので、ぜひ試してみてください。
動画からサムネイルを抽出する際の注意点
動画からサムネイルを抽出する際には、以下の注意点を考慮することが重要です。
適切な画像の選択
ビデオの内容が一目で伝わるよう、動画の中から鮮明で効果的な画像を選択してください。サムネイルは視聴者に動画のテーマや興味を感じさせる重要な要素です。
プロフェッショナルなツールの活用
Winxvideo AIなど、動画から手軽にサムネイルを抽出できるツールを準備することで効率を高めます。

Winxvideo AIは、多機能ソフトウェアで、動画のサムネイル抽出をはじめ、動画・音声変換、編集、圧縮、録画といった幅広い機能を提供します。フォーマット変換やファイルサイズ調整にも対応し、多様なニーズに応える高性能なツールです。
サイズとアスペクト比の調整
サムネイルのアスペクト比が16:9などの標準的な動画フレームに一致していることを確認し、プラットフォームの要件に沿ったサイズに調整します。
デザインツールの利用
Canva、Visme、Adobe Expressなどのデザインツールを活用して、プロフェッショナルで魅力的なサムネイルを簡単に作成しましょう。
印象的な瞬間を選択する
動画から注目すべき瞬間や象徴的な場面を切り出したり、個性的な写真を背景に取り入れたりして、視聴者の目を引く工夫をしましょう。
色彩やアイコンの工夫
明るい色使いやユニークなアイコン、表情豊かな人物の顔などを取り入れ、サムネイルの魅力度が格段にアップします。
テキストと絵文字の活用
説明的なテキストや目を引く絵文字を取り入れることで、動画内容を簡潔に伝えつつ、視聴者の関心を高めることができます。
エンコーディングの重要性に注意
ネットワークリソースから動画を取得する際には、特殊文字が原因でエラーが発生しないよう、URLが正しくエンコードされていることを必ず確認しましょう。
最後に
セルフメディアで制作された短い動画から、総合動画サイトにアップされている膨大な動画まで、これらのツールを活用することで、長さに関係なく最も代表的かつ高品質なサムネイルを素早く抽出できます。これにより、視覚体験が向上し、ユーザーが効率的に動画をフィルタリングできるようになるだけでなく、動画の視聴継続を促進します。
それぞれのツールには独自の特徴がありますが、どれも動画の最も魅力的なポイントをとらえたエキサイティングなサムネイルを生成し、魅力的なコンテンツを短時間で提示することが可能です。その結果、クリック数や再生回数の増加はもちろん、動画の視聴時間を効果的に伸ばすことが期待できます。